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秩父・御花畑の「清月」で武甲山、岩衣

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東町にある古いお菓子屋さん。

「パリー食堂」のちょっと先。目抜き通りから脇に入ったとこにあるお店です。

店頭はひっそりと人っ気がありませんし、だいぶ侘びた風ではありますけれど、それなりの構えを見せており、やはりこちらも歴史を積んだお店なんじゃないかなと想像します。

扱うお菓子は3種類のみで、どれも安価。

感じのいいお父さんが丁寧すぎるくらいに対応してくれましたよ。

酒まんじゅうと、武甲山という焼き皮まんじゅうに岩衣です。

饅頭はもっちりと食べごたえがありますね。

ほんのり酸味や塩みを感じる皮に対し、粒あんはかなり甘みを控えた素朴な味わいで、甘味というより、軽食に近いような気もします。 

焼皮の香ばしい武甲山にも、やはり甘さを控えた白あんが入ります。  

角を二本立てた変わった形の岩衣はいわゆる松露です。これも甘み控えめで来ると思いきや、すり蜜が厚くて、しっかり甘いのを塩っぽいこしあんが更に加速させます。

定番と思いきや、独特なチューンのお菓子なんだな。

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