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東武宇都宮の「村岡屋」でTKM

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昨今のラーメン店は、どこもお味が担保されているというか、もはや旨いことがスタートラインになっているような高水準であります。

私は地元の良店すらろくに回れてないような状況ですし、どこで食っても旨いのならばと、むしろ旅先でラーメンが視界に入ることは少なくなりました。

こちらは本来、豚骨魚介つけ麺で有名なお店みたいなのよ。

それだけだと、あえて自転車を漕いでいくモチベーションにはならなかったのですが、ホテルでマップを見てたら、とあるメニューが超旨そうでさ! ヤワヤワなセオリーを捻じ曲げた経緯です。

お店は繁華街からやや離れた立地。

店頭に広い駐車場があるので、車で訪れるお客さんが多そうですね。この日は平日の口明けすぐの時間に訪れましたが、店内は順調に埋まっていき、人気のほどが伺えました。 

お目当てはTKM。卵かけ麺です!

どうやら、こちらのオリジナルではなく、どこぞのインスパイア的なメニューらしいのですが、私は初めていただくスタイルですよ。

油そば的なものを想像される方、違うんです。

食べた感じは限りなく冷しぶっかけうどん! そして、めっちゃ旨いわ!

ただ単に中華麺をうどん的に食えば良いというわけでなく、やはり、自家製麺のおいしさあっての品なんだろうな。ほの甘いタレをからめたぶっとい麺の風味や、しっかり締められた芯のある歯ごたえが存分に楽しめますよ。 

トツピングを一種類選択可能で、味変的にラー油にしたのだけど、正解はレモンだわ。キュンと冷えた麺にギュッと絞ってさっぱり啜り上げたい気分。 

麺量も選べ、この時点で中年の胃はザラザラだったから、少ない250gにしたのです。でも、これならば、350g余裕でイケたわ。麺がおいしいので、ぜんぜん飽きないのよ。 

シンプルだけど絶妙な落とし所を見つけた品。今回の宇都宮旅ではもっぱらノスタルジーな食べ物を中心に巡りましたが、ぐいっと現代に引き戻されたような新鮮な一杯でした。

TKM、超気に入ったので、横浜の自家製麺なつけ麺店でも出してほしいなぁ!

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