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東武宇都宮の「中華園」で家常麺、鉄貼

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なぜ宇都宮が餃子の街になったのか?

もちろん自治体によるプロモーションが功を奏した事例ではあるのですが、かつて陸軍の師団が衛戍する軍都であったことが、背景の1つになっているようですね。満州等から帰還した兵士たちがこの地に現地の味をもたらしたのだと。

なるほど、たしかにそれっぽい大陸中華の痕跡を漂わせるお店が点在していたような記憶もあります。

もっとも、そういうお店はほとんど残っておらず、近年までは集団見合いで農家に嫁ぐ中国人配偶者や、夜のお仕事に付随する形での中華流入の方が色濃くなっていた印象だけどね。

このお店も戦時からの歴史を繋いでいるわけではありませんが、巷の町中華とは風合いの異なるお料理がいただけます。

お店は歓楽街の裏路地にあり、深夜営業もしてますので、家族団らんのお食事というよりは、宵の色が強そうな体裁ですよ。

厨房には働き盛りのコックさん達。ピシっと清潔に維持された店内環境です。

お料理は定番を中心に一揃いして、こと粉ものに骨太な印象を受けますね。高級路線ではなく、メニューにはカツ丼が見えるような気さくさも見えます。

なんと家常麺があります!

初代が横須賀で修行した的なことが書いてあったので、もしかしたら「中華飯店」と関係があるのかなと想像したり。

手打ちした幅広麺を、白菜や豚肉とともに、干しエビ風味のじんわり染みる系スープで煮込んだもの。なかなかイケるお味ですよ。

ピロっとした麺が優しい口当たりで、スルリと入っていきますので、飲んだ後にも良いのかも。

しかし、量はハンパ無くて、すすってもすすってもぜんぜん減った気がしねぇよ!

悪戦苦闘するうちに巨大な餃子もやってきて、弱胃のおじさんにトドメを指すのです。

焼きに時間がかかるはずよ。これもすっげぇデケェんだから!!

お味はおいしいの。特にサックリもっちりとした皮の魅力が、俗な宇都宮餃子とは一線を画す仕上がりです。ただ、通常の2、3倍はあろう、このサイズに必然性はあるのか? ニラ玉入りアレみたいな感覚で、大陸っぽさなのかもしれないか? 

このデカ餃子を武器に、観光キャッチも余裕なのに、安易なムーブに乗っからないとこは矜持だなと感じます。

なんとか食べきってお腹いっぱいになったので、今夜の食べ歩きは早々に終了となりました。

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