南町にある手焼き煎餅のお店。
バスの車窓から、それっぽい看板が見えたので、後日途中下車して寄ってみました。
お店は明治安田生命の立派なビルに入居しております。
店内も高級感漂う作りで、声をかけると奥から婆さんが出てきて、ゆるゆる対応してくれましたよ。
オフィス街だけあって、諸々詰め合わせた贈答箱がメイン商品みたい。
私のようにちょっとずつ買いたい派には選択肢が少なく思っていたら、会計する際にちょっとだけ詰め合わせ袋もあるのに気が付いて、あーーってなりました。
看板商品が似た意匠なので、銀座にあった「入船堂」と何らかの関係があるんじゃないかと思うのです。ただ、こちらは赤坂にルーツがあるのだという話も出てて、詳細は定かではありません。
ちなみに銀座の方は店を閉じた後、おそらくは製造元であった草加の煎餅屋がブランドを引き継ぎ、お土産等の展開をしているみたい。今も売ってるのかな?
表面に千両と穿たれた独特なルックスのお煎餅。
今、あらためて写真を見て、これは小判モチーフだったのだと気が付きました。
手焼き煎餅はあっさり仕上げなお店も多く、一塩味足んなく感じることもあるのですが、こちらのものは溝の効果なのか、醤油味が程よくついて、香ばしく焼けておりましたよ。
水戸なので、表面に紅色の砂糖が塗られた紅梅と、あられの吹き寄せも。
どれもバリン、シャクンという歯ざわりが心地よく、真面目なお味のお煎餅でした。
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