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勝田の「大進」で焼肉冷やし

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水戸のお隣、勝田駅にやってきました。

駅前がやけにこざっぱり整備されているのが不思議だったんだけど、日立製作所の企業城下町だったんだね。ひたちなか市の中核駅として、特急も停まるし、周辺には中小のホテルも点在。

ひたちなか海浜鉄道の始発駅でもあるのですが、海浜公園にはここからバスに乗るアクセスが手っ取り早いようです。

てっきり、水戸のご当地グルメだと思っていたスタミナラーメンよ。

正確には、この勝田の地で生まれたものなんだって。

なるほど、徳川御三家城下らしからぬゲテっぽさも、工場街で育まれた文化だとすると合点がいきますね。

発祥のお店という「大進」にやってきました。

お店は、だいぶくたびれた駅前飲酒エリアに立地します。 

驚いたのは、すでに店頭には長い列ができていたことよ。お昼ズバリな時間とはいえ、平日だし、決して人通りの多い街ではありませんから、ここだけ明らかに異空間じゃん。こっちに来て初めて目にした人気店の様相でした。

店内は手狭ですが、回転は悪くありません。娘さんらの明るい接客も気持ちよく、しばしの行列も苦になりませんでした。

どちらかというと、電車に乗って食べに来ているような若い人の姿が多いのかも。ちなみにお向かいにも同じくスタミナラーメンを出す「現代」があり、比較的空いている様子。待ってらんないという近隣勤務者風の方々はそっちに入っていきましたね。

注文したのは、焼肉冷やし!

未だスタミナラーメンも食ったことないのに、いきなり亜種から入っていいのだろうか? 

でも、ここではお客のほぼ全員が焼肉冷やしのオーダーなのです。

元祖の「大進」を居抜きで譲り受けた当代が、賄から工夫して作ったオリジナルメニューとのこと。安価なレバーをメインに野菜や餡でかさを増したスタミナラーメンに対し、豚肉のみとなるこちらは、ある意味、現代飽食的な進化形といえます。

大きな皿にたっぷりと盛られて、ボリュームたっぷりよ!

餡は想像した以上に甘くって、唐辛子粉により侮れぬピリ辛。具にはなぜか焼肉ではなく、薄切り豚に衣をつけて揚げたものがしこたま入っておりまして、これを拾って食べるのが楽しみ。酸っぱくない酢豚というか、このまま韓国に持ち込めば、ヤツらが大喜びそうな独特の麺料理です。 

薬味はネギだけでも十分なんじゃないか? コーンとわかめの彩り大サービスが、なんとも昭和なロードサイドラーメン店的で、お味的にもやや安っぽく感じてしまいますかね。

自家製麺だという麺は細うどんなみに太くて、ツルリとした食感です。冷やしといっても、キュンキュンな冷は感じず、餡の熱と相殺して、全体的にやや温いくらいの仕上がりになります。ビミョーといえばビミョーなのですが、とりあえず、アツアツすぎてなかなか食べれない問題はクリア。高回転となる理由の1つでもあるのでしょう。  

なお、昨今では、どのお店でも餡を麺に直接かける冷やしの食べ方が人気になっているみたいです。個人的には、かぼちゃがダサいし、レバーが苦手と言う人もいたり、なんやかんやで、スタミナラーメンの存在は、だいぶ否定されてしまっているのではないかと思ったりもするのよね。

大将や奥さんの連携も熟練の技でしたし、なるほどこういうものかと満足しましたが、繁く食いたいものでもないかな。私にはちょい過剰でした。

ロッキンこと「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の開催を記念したオブジェ。

20余年の積み上げてきた信頼関係を裏切り、今年から千葉市で開催されることになってしまったようで、どこか寂しげですな。

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