両替町にあるお弁当屋さん。
静岡の酔っ払い達がぶら下げて帰るという、あみ焼き弁当をいただきました。
斜向かいにはエグみを放つ「ドンキホーテ」
眠らない歓楽街の入口で、深夜3時まで営業しているお店です。
創業して50年。店舗はここにしかありませんが、お店の上階にはビジネスホテルも経営している異色のお弁当屋さん。
店内はだいぶくたびれた感で、すでにお食事には遅い時間となっておりましたが、なんとなく不健康そうな皆さまがパラパラと買いに集まってきておりました。
看板である、あみ焼き弁当はお肉を一枚ずつ手焼きしているのがウリなんだそうな。
ただ、夜の時間になると、昼間に作った在庫をレンチンして提供しているのかな。
折はやや小ぶりで、夜食に買ってもペロリ食べられそうな、扱いやすいサイズです。
もともとは十勝の豚丼をヒントに工夫されたものらしいのだけど、焦げの香ばしさがあり、甘すぎないタレが、ご飯にしっかり染みて、どことなく鰻弁当風でもあるのが、静岡好みっぽいね。かつての「東京チカラめし」も思い出しました。
あみ焼き弁当には、地元の銘柄肉も使用したものもあり、一番人気は一番安い豚肉のお弁当とのこと。タレや焼きがキモだから、素材で大きく変わらないってことなのかもね。
今回は牛と豚のミックスにしてみましたが、豚肉はややあっさりで、強いて選ぶのなら牛の方がタレに合ってる気がしましたよ。
ヘラヘラのお肉はあみ焼きで脂が程よく落ちているので、ある程度冷めてもイケそうです。
ご飯に焼いた肉を乗せるシンプルなお弁当だし、そこらのコンビニで売っててもおかしくないように見えるのだけどね。食べてみると、なるほど一味違う気もするのよ。
あと引く濃い味で、ストレートに旨い弁当でした。
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