本重町通りにある創業150年の和菓子店。
こちらも歓楽街のどまん中に立地します。
あんまり押し出さないような店構えなのよね。店内も努めて明るくしないダウナーな雰囲気で、買い物帰りの老人たちが、まったりとお茶しているような風景でした。
私も食後のお茶に寄ったのですよ。たまたま近くにあった甘味処に。
んで、たまたま頼んだわらび餅が、めっちゃ旨ぇじゃねーか!
長い黒文字を二本付けてくれるのも気が利いてる。一本で食べるのは難しいお菓子だもんな。
摘むとフルフルで、至極やわらかなの。
シコシコな歯ごたえよかスッとした口溶けを好むのは、ご当地らしさなんだろうな。わらび餅の名店と呼ばれる某と比べても、何ら遜色のない逸品だったので、驚きました。
たっぷり淹れてくれるお茶もまろみがあっておいしいし、茶請けに添えられた干菓子についても、カリッとサクサクの心地よい歯ざわりでもって、どう見ても只者じゃないのよ。
なんなん? 怖いわ。
どうやら、本来は落雁を看板とするお菓子屋さんなんだって。なるほど、さもありなん。
特に生らくがんてのが名物らしく、もちろんお土産にしましたとも!
定番ぽい大黒という小箱詰は、意外に今っぽさも漂うパッケージです。
生落雁は乾燥させない打ち立ての落雁らしく、日持ちもしません。
どちらもきなこの風味でベースは同じなのでしょうけど、ゆかりを散らした方はホロリとして、かといって安易に崩れることもなき、優しい口当たり。お灸型の方は、中にあんこが入って、しっとりとする異なる表情を見せてくれます。
他にもカカオニブやジャム入りの生落雁がありましたが、落雁てお菓子も馬鹿にできいなと認識を新たにいたしました。
名古屋のお菓子はマヂでレベルが高いな。
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