琴電のターミナルである瓦町駅。
常盤町商店街等の繁華街に接続する西口に対し、東側は開発前夜のごとき、静けさ漂う風景です。
裏瓦町的なエリアなんでしょうかね?
少ないながらも、わりと面白げなお店が点在している印象なのよ。
蔦に覆われた洋食屋さんがおいしそうだったので入ってみました。
それなりに古げな建物ですが、洋楽流れる店内は、経年の味わいを活かしながら面白く改装されておりますね。どこぞの学生街のコーヒーショップのように様々詰め込んだ楽しい雰囲気なのよ。
夕食にも頼めるAランチがイイよね。
”ランチ”という名のワンプレート盛合せは、中華も含め、今日ではあまり見かけなくなっている様式なのだけど、高松市街では比較的保存されている印象なのです。
ハンバーグ、エビフライ、ナポリタンにポテサラと千切りキャベツ。アーモンド型にカポッとしたライスとコンソメスープのセット。
ランチの内容は各店共通というわけではなさそうなんだけど、中央にエビフライを屹立させがちなのがそれっぽさかな? うどんじゃ海老天はあんまり食わないのに面白いよね。
エビフライはフォルム重視で、衣で固めてボルっと揚げてあります。タルタルも添えられますが、卓上には徳島のオサメソースも用意。
ぷっくりジューシーに焼けたバーグはほんのりスパイスの香。ヤワヤワ太麺スパも嬉しいな。
コメント一覧
”ランチ”という名のワンプレート盛合せ、というと沖縄のイメージでしたが、高松にもそういう文化があるんですね。知らなかったなぁ。
横浜の鶴見区や大阪の大正区みたいに沖縄由来の文化なのか、あるいは沖縄と高松で共通する”ランチ”文化の源流があるのか。
>中さん
我々に身近な「センターグリル」にもあるので、古い洋食店らしさかなと思っておりましたが、盛合せプレートをランチという名前で提供するのって、実は全国区じゃないのかしらね? アメリカ風??
確かにセンターグリルを想起させるビジュアルですね。
こっちで修業されたシェフが香川にわたって広めたなどの歴史があるのかもしれないですね。
横浜だと中華でもランチという名の盛り合わせ出す店あるんでしたよね。玉泉亭あたりとか。
野毛の萬里はなかったかな?
>のあきちさん
萬里にも中華ランチがありますね。
ルーツについてはわかりませんが、先日、兵庫を歩いた際、洋食も中華もランチという名の盛合せがまだまだ残っていたので、高松についてはそっちからの影響かもしれません。
上記名前書き忘れました。すみません。
>ほんまさん
確かに言われてみればセンターグリルの浜ランチは典型的な「ワンプレートの洋食盛り合わせ」という構成のメニューですね。 なんとなくAランチとかBランチみたいなアルファベット+ランチのネーミングだと別枠みたいな感覚がありました。 でも考えてみればお子様ランチがまさに「ワンプレートの洋食盛り合わせ」なわけですから、そういう構成のメニューを〇〇ランチと命名するのは、特にどこの影響という事も無い普遍的なネーミングなのかも。
>中さん
アルファベット名の合理性や沖縄で定番化してることを考えると、アメリカの影はあるのかな?
近代食文化研究会さんの調査に期待したいです。