東口の駅前にあるパン屋さん。
いつでもワイワイと人が集まっている昭和なベーカリーです。
東京の大きな駅前にあるパン屋さんというと、なんぞパリ発だったりNY発だったりするオシャマなイメージがありますが、埼玉地獄への門である池袋の商売は、さすがにひと味違いますな。ロダン先生もびっくりでしょう。
デカイ!エグい!安い! こういうテイストの食品が支持されてしまう街だからこそ、私の肌にも馴染むのだと思うのね。いや、別に大きなアニメイトがあるせいじゃないんだからね!
アポロはいわゆるカステラパンです。
たぶん、宇宙船のコマンドモジュールをモチーフにしたんだろうね、ずっしりとした円錐型のパン。コーティングのモカ糖が、店頭の時点でベッタベタなのは、いかにもタカセっぽいし、中身が見えるよう、二つ割りにしてひっくり返しているせいで、もはやアポロ的な要素は何も残っていないもタカセっぽいよ!
もともと、カステラをパンで巻くというカステラパン自体が謎でしか無いのだけど、このアポロは中にスポンジケーキが、これでもかってくらいにみっちり詰まっているため、比較的パンに邪魔されない味わいだと思います。でも、やっぱ、分けて食べたほうがいいんじゃないかという気もするのね。
レーズンブレッド、いかにも身体に悪そうなあんドーナツ、いちごジャムのロールケーキ。
左下にちらっと写ってるのがアーモンドチュイルです。店頭で推していたので、試しに買ってみたのだけど、これは否応なく好き。
一般的にアーモンドチュイルというと、スライスアーモンドを散らしたパリンと薄焼きのお菓子をイメージしますよね。タカセオリジナルのこれはスティック状。どっしりとしたビスケット生地で背徳のはちみつをジュンわり挟んで、屋根の部分に分厚くアーモンドのキャラメル煮を葺いた構造です。さらに両端へチョコのコーティングでダメ押しなのよ。
一個のサイズは決して大きくはないんだけど、この充実感たるや、カロリーの圧縮具合たるや! もし遭難しても、コレを持っていけば数日間生きられるんじゃないかと思うくらいなので、デブは絶対支持すると思うな。
「すずめや」などはなかなか買えないし、池袋のお土産はこのアーモンドチュイルで決まりだよ。
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