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岩田屋本店の「松屋」で橋本だんご

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”元祖 鶏卵素麺”を掲げるお菓子屋さん。

明治通りに店舗があったのですが、焼きどうなつのブランドの方が表に出ており、なんだかやる気のない営業だなと不思議に思っておりました。

調べてみたら「松屋」はだいぶ前に潰れており、その後「薩摩蒸気屋」が工場を買い取って、営業を再開させていた経緯のようです。そういえば、そんなニュースを聞いた気もするわ。

ちなみに創業家の方は「松屋利右衛門」の屋号で再出発しているみたい。

鶏卵素麺といえば、日本三大銘菓に数えられることもある銘菓ですよ。

砂糖蜜をグラグラ沸かした中へ卵黄を糸状に流し固めた古の贅沢品。しっとりネットリしてそうに見えて、意外とスナッキーな食感なんだよね。

たhしかに甘さがすなわち豊かさではない現代においては、金色に輝く見た目に相応するほどの味わいには評価されないのかもしれん。

それにしても、本場福岡の老舗が身代を維持できないほど、鶏卵素麺の需要が細っているのは、ちょいショックだよね。まぁ「鶴屋八幡」でも買えるけどさ。

やはり南蛮渡来の文化が色濃いせいか、鶏食盛んゆえか、福岡ご当地のお菓子は、鶏卵使いが一つのポイントになっているように感じます。

このお店でも、お一人様カットのたばねの他、渋栗入蒸菓子の飯盛山、求肥の中に鶏卵素麺を散らした鶏卵餅等、いろいろ模索をしておりました。

ただ、華やかな飾りにするならともかく、食材としての鶏卵素麺の二次利用は正直いまいちだし、もうちょっとシンプルなお菓子が食べたいなと思うのです。

工場のある橋本の名前を冠した橋本だんごは比較的新しい商品みたい。

団子のような、あんこのような、鶏卵素麺とは打って変わった農村みのある素朴菓。

こしあん入りの米粉を、ツルトゲイバラの葉で挟んで蒸し上げたものなんだって。

福岡北部地域では、がめの葉饅頭などと言って、端午の節句に食べる習慣があるみたいですよ。

むしろ、こういうのが嬉しいな。

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