緑町の交差点近くにあるイタリア料理店。
高崎パスタの歴史を切り開いたとされるレジェンド店ですね。
何はともあれ、まずはこちらで食べないことには話が始まらないもんな!
お店は高崎環状線沿いにあり、やはりロードサイドレストランとしての性格が色濃いようですね。
以前は高崎駅にも支店があったのだけど、現在はどこの支店も車がないとアクセスしづらい立地です。ちなみにヒマな私は高崎駅前からチャリンコをかっ飛ばしましたよ。
つぶれかけた冠婚葬祭場のようにも見える本店は、中に入るとそれなりのレストラン風なのよ。通りに面した部分が吹き抜けになっており、大窓から光が入って、思ったよか明るい雰囲気です。
そして、口開けから老若男女でほぼ満席の賑わいでビックリしたわ。ただ、本店のキャパはそれほどでもなくて、溢れる分をすぐ近くに支店を構えて補完している形みたいですね。
メニューには気さくなピザやハンバーグも見えつつ、ほぼほぼパスタの選択肢です。専門店もビックリの多彩なラインナップなのよ。
内容は概ね変わらんけど「ボンジョルノ」に比べるとちょい上品に見えるかな。一応リストランテって書いてあるしさ!
遂にご対面が叶ったシャンゴ風は、いわゆるカツ乗せミートソース。
一番の特徴はこの真っ黒いソースでしょうか。塩も酸味も比較的強く、トマトと言うよりはデミソースっぽいような大人味なんだよな。でも、赤ワインとかで洒落かす方向に進まないのが群馬風。
カツはペラい揚げ置きのもので、単体ではさして嬉しくもないものですが、ミートが揚げ物のソースとしても親和するタイプなので、違和感なく馴染みますね。
Mサイズは乾麺200g相応とのこと。胃の荒れたオジサンは若干ビビりながら注文したのだけど、デブ的にはレギュラーサイズといえますな。さらにこの上にLやLLがあり、地元に住んでて、日常の食事に来たシチュエーションなら、迷わず頼んでモリモリ食ってただろうね。高崎のリストランテの蛮風はすげーわな。
皆がとっつきやすいスパゲティをベースに、若干の工夫とサービスの上乗せでもって、愛されるお店になった経緯は、昭和のサクセスストーリーとしても好感が持てるもの。
ちなみにシャンゴ風も良く出ていましたが、お客さんはおもいおもいのスパを頼んで、ズバズバすすっており、高崎パスタ文化の定着と成熟を感じましたよ。
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