録画していた「北の国から」を、少しづつ観ていたところで。
しばらく、ボクの、心の中は
あーあ んんー ららららららー という幻聴に満たされていたわけで。
でも、父さん。
真似して移住しようとは豆粒ほども思わないわけで。
貧乏すぎるし、寒すぎるし。吹雪の中に、謎のラベンダーを抱いた、いしだあゆみが迷い出てきちゃったら、もう大変なわけで……
誘った家族に渋られる旅先シリーズ、今回は帯広です!
帯広市は、北海道中東部に位置する市です。人口は約18万人で、北海道内では第4位の人口を有しています。
帯広市は、十勝平野の中央部に位置し、市内には十勝川が流れています。
十勝平野は、北海道内でも有数の農業地帯で、米、小麦、大豆、馬鈴薯などの作物が栽培されています。また、帯広市は、酪農が盛んな地域で、十勝牛や十勝スイートポテトが有名です。
帯広市は、交通の要衝で、JR帯広駅や帯広空港が市内に位置しています。また、帯広市は、国道36号や国道38号などの主要幹線道路が通っており、北海道内各地へのアクセスが良好です。
帯広市は、教育機関が充実しており、帯広畜産大学や帯広大学などの大学が市内に立地しています。また、帯広市には十勝博物館や帯広市立図書館などの文化施設が多数あり、市民の文化活動を支えています。
帯広市は、自然豊かな環境に恵まれ、十勝岳連峰や十勝平野などの自然景観が楽しめます。また、帯広市には十勝川温泉や幕別温泉などの温泉地が点在しています。
https://bard.google.com/
とのこと。
もちろん、観光地としての北海道は大変魅力的ですとも。
しかし、運転できない旅人にとっては、手も足も出ねぇ、だだっ広い土地じゃんか!
食料自給率1300%超。このひたすら広く平らな農作風景も、いかにも十勝な風情だけど、今回は飛行機と空港の行き帰りのバスの車窓から見れただけ。
流石に散歩できる距離ではないし、やはり車じゃないと堪能できない土地だったかもな。
帯広駅周辺は近代的に整備されておりました。
ただ、立派なのは例によって金融機関と公共施設、NHK、病院くらい。
中心部の多くが更地になっており、再開発の気配は見えません。
先ごろ道内最後の地元資本百貨店であった「藤丸」が閉店。駅前の長崎屋もほどなく閉店予定。
旧来の繁華街経済には、蛍の光が寂しく流れている状況です。
どちらも再利用を模索しているらしいけど、市民はイオン等、大手チェーンの揃ったロードサイド施設で買い物をしてるので、今更、どんなテナントを誘致しても勝機は無さそうよ。
飯を食う以外の時間は、街をほっつき歩くのが楽しい私の旅。
うむ、これは…
やはり、徒歩で巡る北海道旅は高難度だなと感じます。
人っ子一人歩いていない街に、誰に聞かすのかわからん広告放送が延々流れていて、ディトピア感高濃度。
もう仕方がないので、道端に咲いている花などを撮影しております。
夜になったら寝るんです!!
これでも、コロナ後の客足はだいぶ回復してきたらしいのですが、どうなんだろね?
ご当地には、小店が軒を連ねる横丁的な飲み屋街がいくつも設置されているのが特徴的です。
土地には困ってないはずなんだけど、雪が降ると最小の移動でハシゴができるのが、便利なのかな?
いくつか残る歴史建造物も、だいぶ雑に管理されて、観光資源にはなりえてません。
そもそも、この日、徒歩で街を観光してる人間は私1人だけなんじゃないかとさえ思います。
平たくて地味に距離がある街なので、本来はママチャリ無双。ただ、駅のレンタサイクルにはカッコつけが数台用意されているだけなので、誰も借りてないようです。
荒れた路肩に咲く花は、必ずしも土地のものではないのでしょう。
でも、気候差がある関係で関東とはやや趣の異なる風景です。
帯広の繁華街には早々見切りをつけて、それっぽい観光先を探しますよ!
いっそ黒板さんち見に富良野まで行っちゃおうかと思ったら、さすがに北海道のお隣感覚はとんでもなく、JRで3時間はかかるらしいのよ。
蛍もさぁ、緒方直人と密会するため、よくぞ旭川から通ってきたよなって、道民ガッツのハンパなさを改めて感じるのです。
さておき、徒歩旅では、帯広駅にある「十勝バス」のターミナルが、観光の起点となるでしょう。
施設利用券と往復のバス券がついた日帰りバスパックがいくつか設定されております。路線バスなので、遠回りするし、至近にはたどり着かず、観光利便性は決して高くはありません。ただ、窓口で行き帰りの時刻表等まで案内してくれるから、土地勘のない我々には助かりますよ。
道やバスがガッタガタなのも、北海道の風情か。
ばんえい競馬を観てきました!
実際のレース画像は公開禁止らしいので、フリー素材から拝借です。
通常の競馬と違い、重いそりを引いた馬が、2つの障害山を乗り越えながら競うレースでさ。
馬もすんげー太いし、駆けっぱなしではなく、山の前で一旦停止して、呼吸を整えて、いざ!という過程があるので、かなり独特な競争風景なのよ。
お客さんも少ないから、柵前にかぶりつきとなり、目の前でブフーッブフーッいってる馬の息遣いを感じながらの観戦。なかなかの迫力でした。
競馬場には産直市場や飲食コーナー、小さな馬の博物館も併設。
裏手にふれあい牧場コーナーがあって、ポニーやデカい馬に人参をあげられますよ。
これも腕ごと食われるんじゃねーかという迫力で、オジサン、おっかなびっくりでしたわ。
誰がために咲くのか、道端の草。
「帯廣神社」は帯広川や十勝川を背にする森の中にありました。
北海道ご当地みくじというものがあるらしく、「シマエナガみくじ」と「鮭みくじ」をお土産にしましたよ。いずれもお腹の部分にみくじが、つき刺さっております。
あと、木の上にエゾリスもいたんだけど、うまく撮影できず!
帯広ってば、温泉が湧くんですね!
ほんとは大きなホテルがある十勝川温泉郷を覗いてみるつもりだったのですが、フラフラと歩いていたら温泉銭湯「水光園」にたどり着いたので、ここでひとっ風呂やっつけました。
モール温泉という、葦などが堆積した泥炭層を通って湧く茶色い湯なのよ。お湯の感じは我ら京浜の黒湯に近いように思えましたね
ちなみにここらは帯広で最初に開拓された土地らしく「帯広発祥の地公園」も整備されておりました。
例の「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」ってやつよ!
そして、またまたの道端花。
ご存知のように、私は圧倒的花より団子派なので、よほど何もなかったんだなとお察しください。
かつて入れ墨の罪人が投獄されていたかもしれない「帯広監獄」の跡地には、13万本の樹木が茂る「緑が丘公園」
天気が良ければ、ここで一日のんびり過ごせるかも。
公園内にある「おびひろ動物園」は開園60周年だって。
特に目玉があるわけでなく、柵や網に視界を遮られまくる古い環境なので、今日のスマホ撮影隊にはアプールしづらいのかもな。
旅先でヒマを持て余しまくったオジサンの他は、パラパラの客入りでした。
冬季の環境が過酷なこともありますし、動物もだいぶ減っているみたい。
動物の頭部骨格標本を並べた帯広畜産大のブースや、植村直己記念館があって、ちびっ子たちの夢あふるるというよりは、やたら彼岸の近さを感じさせます。
動物園にはレトロな遊園地コーナーも併設。
オッサンも調子づいて観覧車に乗ってみたのですが、思いの外高いし! 風は強いし! 古くてガッタガタに揺れるので! めっちゃクソに怖かったです!!! チビるかと思ったわ。
他人よか体重重いからね。下手に動くと大変なことになると思い、手すりをつかみっぱなしよ。
こちらも公園内にある「帯広市野草園」です。
もちろん、人の手が入った場所ですが、管理しすぎず、ウツベツ川のほとりの森の風景を、自然なままに感じられるスポットです。
季節によりけりで、必ずしも花の多い園ではなさそうだけど、散策中、たまに目に入ってくるのも、また風情かなと感じます。
「ここには何もないが自然だけはある」ってやつです。
黒百合という、マンガアニメ界ではよく目にする名の植物。
実物を見たのは初めてだわ。帯広市の市花でもあるんだって。
こちらも公園内にある「帯広百年記念館」
ご当地の歴史を展示する博物館で、まずはここを観て街を歩けば、依田勉三先生の像をスルーすることもなかったのでしょう。
開拓がいかに過酷なものであったのか。志高き若者らの並々ならぬ努力により、今日の帯広が開かれたのだけど、本人達はたいてい報われなかったのが札内、いや切ねぇな。
北の大地は厳しすぎるのよ!
あと、豆の種類がメチャックチャに多いことなども知りました。
どうせなら、帯広で埋もれるほどの豆料理を食べたかったな。あと浴びるほどの乳。
出発する際、家族に「また豚?」と蔑まれつつ、名物の豚丼を食べてきました。
これについては、ぶっちゃけ、地元の某なまらうまい店も十分頑張ってる感よ。
その他、帯広編は全23軒分を3週に渡ってお届けする予定です。
加えて、もちろん忘れてはおりません、あの名店についての特別編が2日分ありますので、乞う期待よ!
コメント一覧
帯広、来年に行こうと思っていましたので、参考にします。
>豚児さん
要下調べです!
何もナイヨね。
分かる。
つまらないから東京へ出てきた。
北海道は基本札幌除いて車社会だから尚更閉鎖的な街。
地下鉄あれば少しは観光客がくるのかな?
アクセス悪いし、、空港も魅力ないし。
>匿名さん
「六花亭」を核にしたファームリゾートが整備されれば魅力的だなと思います。
悪口を書きたいのかなぁ。隣町の目論見通りになりました。この町で静かに
暮らします。
>匿名さん
観光が主要産業の1つになってるんだけど、みなどこへ行き、何をしているのか?
市街を数日観光して、楽しい旅になるかというと、厳しいんじゃないか?
いつも、楽しく読ませて貰って居ます。
十勝には親戚がいるので、コロナ禍前には、時々行っていました。
私は親戚が車で、連れ歩いてくれるんですけど、車がないと不便な土地かもしれませんね。
最後のお写真を見て、ニヤニヤしています。
ネタバレになっちゃうけど、ますやのホワイトスパ(サンドイッチ)が懐かしくて。
系列店舗の「麦音」のパンもお勧めですよ。
パン屋以外なら、ランチョエルパソのラムチャパティが好きです。(勧めるの、遅いか(汗))
>チップスターさん
情報聞いときゃよかったなぁ。
観光ではなく、親戚んちに泊まって、郊外でソフトクリームでも舐めながらのんびり過ごするのがサイコーなのかも。
どこにレスするか迷いましたが、こちらに。
先日、横浜そごうの物産展に、ランチョエルパソが来ていたので、お話をしたら、札幌の狸小路に店を出したとのことです。
札幌に行かれる事が有れば、ラムチャパティと、白サラミ(白カビのヤツ)をお試しあれ。
白サラミは、カルディで取り扱う事が有るみたいで、先日、見つけてつい買いました。次の週には、もう置いてませんでしたが(涙)
帯広には、行く機会がなくても。
札幌は行く事もあるかもしれないな、と思いまして。
>チップスターさん
実は札幌行の予定があります!
寄れるかなぁ~
帯広畜産大学の生協で売ってるチーズ 美味しいです
>chizuさん
スーパーにも畜大牛乳売ってた!
1リットル飲めないから泣く泣く断念したんだよなぁ。
銀の匙も読みましたし、旅の候補には入ってたんだけど、
やっぱバスでのアクセスが悪いし、売店と食堂寄るだけになっちゃいそうだったから見送ったんだわ。
悪口書きたかったんですね。
調べもせず、レンタもなしに北海道、とくに道東は旅行は厳しいです。十勝だけ「帯広」ナンバーてついちゃってるくらいだとわかってもらえるとありがたいです。
夜の街は活気を取り戻しつつあるし、あしをのばして中札内にいけば、六花の森(六花亭の施設)や音更に行けば、柳月の施設もあります。
誰も歩いてない・・・なんてデフォです。みんな車だから。
田舎ならではの、体験アクティビティがあったりもするし(収穫してすぐその場で食べるとか)、楽しもうとするかただ行ってみるか・・・は大いに違いますよね。
>通りすがりさん
私の主目的は飲食店巡りで、その合間に帯広の市街を歩いて楽しかったのかという話を書いているんだから、そもそも噛み合っていないんじゃないか?
要するに、車ありきの土地で、遠出しなきゃ観光にならんてことじゃん。
市民が街を歩かないし、電車にも乗らないのなら、繁華街や商店街を形成する意味はなく、中心市街が解体まっしぐらなのも、悪口ではなく、現実です。
帯広駅を旅の拠点とする価値も減じており、せめて主要な観光スポットのスムーズなアクセスルートを確保するのが、観光課題だと思いますけどね。
「あの名店についての特別編が2日分あります」←楽しみがすぎるぜぃ
>長くてごめんさん
まだ何も書いてないんだけどね!
そのぐらいの分量になるはずです。