元町1番街にある洋菓子店。
1909年青島にて創業。やはり、第一次大戦で捕虜になって日本に連れてこられたユーハイムさんが、ご当地に開いたドイツ菓子店で、バームクーヘンを日本にもたらしたお店とされています。
実は日本で当初お店を構えたのは横浜だったらしく。大震災さえなければ、オレたちのもんだったんだよ! くっそー!

こちらも改装したばかりだという本店は、商店街を入ってすぐの場所にあります。
どうせなら洋館なり、立派なビルなりでドーンと威風を放ってほしい大手ブランドでありますけど、アーケード内の気さくな日常風景になじんでおりますね。
お店の2階には品の良いティールームを併設。神戸の奥様やお嬢さん方で大変賑わっておりましたよ。
界隈には今風の実力店を含め、数多お菓子屋さんが存在する中で、こうしてファンが離れない点。やはりこれまで歩んできた確かな足跡を感じます。

喫茶メニューはバウムの盛り合わせや、やけに大ぶりなケーキのセットなど。
せっかくなので、本店限定というショートケーキを注文しました。
しっかし、デケェな! 普通のケーキ2個分くらいの立派なサイズがバーンと横倒しでやってきましたわ。
層が幾重にも重なり、なんともトキメクお姿じゃんね。
これがまた、ぺろりといけちゃう優しいお味なのよ。シロップの染みたしっとり柔らかなスポンジと品の良い生クリームだけでも立派においしく成立するよな。
お皿にはシャキッとしたいちごシャーベットと、無糖クリーム。でっかいいちご粒もくっついてゴージャスです。
改めて、ユーハイムは侮れんわ。

ところで皆さん、このお菓子、ご存知ですよね?
かつて、昭和な引き出物の定番だったフランクフルタークランツです。
バウムクーヘンに継ぐ、ユーハイムの代表菓だと思うのですが、先ごろ ”ユーハイムクランツ” へ改名したらしいのよ!
なんでも、本場のものはキャラメリゼしたナッツで表面を覆うお菓子だったらしく、ジャリジャリのアーモンドシュガーをかけるスタイルは、ユーハイムオリジナルだったんだそうな。

「ホントはフランクフルタークランツじゃないんです」という100周年の告白を経て、やっと心のつかえがとれたんやろなぁ。
久々にいただきましたが、昔はもっとパスパスガチガチで、もらってきても持て余すような印象だったよね。昨今は製菓技術も向上しているのか、わりとイケるのよ。素朴な味を残しつつ、ソフトで風味も良く、バタークリーム欠乏を程よく満たしてくれるお菓子になっています。
実は次の日に本店限定のお土産を買いに寄ったら、見事定休日で、何も買えなかったのよ。そんな和歌で、ちょっと前に横高で買った写真を引っ張り出してきた次第。
コメント一覧