好文亭の一階にある西塗縁広間という場所が、ちょっとしたカフェになっておりました。
店頭写真を撮り忘れちゃったので、似た雰囲気の東塗縁広間を貼っておきますね。
こんな感じの漆塗りの床板の上へ、テーブル席を設置しちゃう形。
さすが文化財で、開け放たれた戸から爽やかな風が入り、お庭の緑をゆったり楽しめる良環境よ。ただ、季節によってはすげー暑かったり寒かったりするかもな。
この手の休憩所は、地域の茶道な奥様たちがお手伝いする立礼席が多い印象ですが、こちらは意外に今風テイストのお店というか、実際、今年できたばかりみたいです。
メニューには抹茶やぜんざいもありましたけれど、どちらかというとコーヒーや梅ソーダ、ケーキなんかを推している風でした。
名店和菓子の気配が無さそうなので、枡ますという創作スイーツをいただきました。
もしかしたら、仕入れ品でなく、奥で都度仕上げてるのかもね?
小さなマスに詰まったケーキです。たっぷりのなクリームの下には梅のコンポートの半割れ、しっかり歯ごたえのある梅ゼリーとスポンジが沈んでおりました。
表面の粉糖が、風で吹き飛びまくって、気がつくと卓の上が料亭の塩焼き鮎の皿みたいになってしまいましたが、お味は爽やかな仕上がっており、予想よりもおいしかったです。
コーヒーは見るからに薄かったけど、暑かったので、ちょうどいいね。
コメント一覧
東京出身、結婚を機に水戸の隣り、勝田に住んで28年の読者です。
記事大変興味深く拝読いたしました。
住んでみるとなかなか良い土地なのですが、観光のなると、今ひとつ、いや三つも四つも魅力に欠ける茨城県。
記事の内容いちいち納得でした。これをそのまま県の営業戦力課に見せたいとも思いました。
ただ、特産品は思いの外沢山あり、探せば美味しい店も沢山あるのです。見どころだって‥‥。見せ方が下手だなあ、とつくづく思います。
今年の魅力度ランキングでは46位だったそうですが、他県の方から見ると、わざわざ来たいと思える県ではないですね。
楽しい記事をありがとうございました。
>ハッスル黄門さん
私も不思議だなと思ったのです。
首都圏近郊で、気候も穏やか。自然も多いし海も近い。
温泉も掘れば出るはずなのに、観光ホテル的な受け皿もさっぱり見当たらない。
やはり水戸藩に参勤交代がなかったこと。旧五街道沿いのように外部からの人の出入りが少なかったことが、今日まで影響してるのかなと思ったりもします。