片原町商店街にあるお餅屋さん。
街を散策中にお餅屋さんをいくつか見かけたのよ。
我々の知る餅菓子店よりはだいぶ地味な内容で、店頭にならぶのは小餅やなまこ餅、あん入り、赤飯くらいのストイックスタイルでさ。
讃岐平野では米作りも盛んに行われてきましたが、きっと水に苦労しながらの耕作でしょうし、お餅の扱いもナンパではなく、より儀式的というか、冠婚葬祭向けに尊ぶ傾向が強いのかもしれんね。
お隣に併設された甘味処は、薄暗く侘びた環境。
近所の爺さんたちが茶をしばきにくる、ユルユルな雰囲気です。
メニューもあんみつ、せんざい、焼き餅程度のシンプルな内容でしたね。
せっかく高松に来たので、お雑煮をいただくことにしました。
白味噌仕立てで、あん入りの丸餅が入るのが、ご当地式なのよね。
お餅だけでなく、あんこが入ってるんだからね! おめでたさは爆上げよね!
たっぷりな汁はポタージュというよか、味噌汁に近いサラリとしたコンディション。やや薄めかなとも感じますが、塩分はしっかり感じます。
具は金時人参、大根、かまぼこ。糸状青のりをたっぷり添えてくれるのが瀬戸内っぽいとこかな。
雑煮にあんこは合うのかしらという疑問については、全く違和感ありません。
平たく柔らかなお餅の中で、あんこは量もお味も控えめ。風味や甘みのアクセント程度よ。
私は甘じょっぱい系が大好きなので、大福をガッツリ沈めてくれても無問題だけどな!
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