北山駅前にあるベーカリーレストラン。
「進々堂」といえば地元京都の有名なブランドですね。
創業は大正2年、内村鑑三門下のクリスチャン夫妻によるもので、店名は聖書由来らしい。
書生気質の夫を懸命に支え、その死後も店の経営を一手に担い、今日の隆盛の礎を築いたという8子女の母の物語は、すでにNHKに企画書ができてるんじゃねーかというくらいの朝ドラ適正です。
さてさて、京都といえば、朝食どころに困らない街。
「進々堂」もパン屋さんらしく早くから営業を行っており、モーニングのイートインが可能な店舗もありますね。特にベーカリーレストラン形式の4店舗では専用メニューの提供もあり、その中で三条河原町店と、この北山店に関しては、おかわり自由のブレッドサービスが目玉です!
お店は北山通りに面しており、いわゆるベーカリーフェミレス的な雰囲気。
この日は週末だったんだけど、駐車場やお店に前には車がどんどんやってきて、ブランチのパンを買い求める皆さんの姿がありました。レストランの方はそんなに広く無いのですが、こちらにも若干の待ちが発生しておりました。
遠方の我々から見ると、パン屋さんとして、ことさら珍しい部分があるわけでもなく、今風のパンチェーン風に見えるお店ですけれど、地元の生活の中にしっかり浸透しているお店なんだなと感じます。
ドリンクとブレッドサービス付きのスパシャルブレックファースト。選べる卵料理はスクランブルエッグです。
こちらはスープブレックファーストのたっぷりなクラムチャウダー。
お料理については、まぁ見た目通り、可もなく不可もなくです。
お目当てのパンは、店のお兄さんがバスケットを持って回ってきますよ。
全部で10種類くらいかな、1つ1つ説明があって、好みのものを取り分けてくれる仕組みです。
あんまり欲張るのも恥ずかしいしさ。パンの取り皿も決して大きくないから、一度に確保できる数はせいぜい3つ、4つよ。そんで、声をかけても、あんまり繁くは回ってはこないため、2回目を利用するころにはおかずも無くなってそのまま締めに入る流れです。
パンのお味もわりと普通かな。たまに焼きたてのものをサービスしてくれるイレギュラーもありますが、基本的に冷めているので、ことバケット系は真価を味わえないかもしれません。
昨今は「サンマルク」が店舗を増やしていますけど、私は馴染みがなくて、むしろ「アルベリ」を思い出して懐かしかったです。
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