大阪のBグル九龍城である新梅田食道街にあるおでん屋さん。
関東煮の老舗として有名だよね。
Can☆さん、サンキュー!
本当は日本橋の本店に寄りたかったんだけど、
地獄の甲子園観戦でそんな元気も残っておらず、
梅田界隈の3支店のどっかに滑り込めらばいいやってことで。
一番近い分店を覗いてみたら、
おでん鍋をぐるりと囲むカウンターに、空席発見!
お店はそんなに広くないんだけど、
酒場の人熱れが、内装にじっとり染み付いたような渋い風景よ。
店主の丸々としたおっちゃんもいかにもな大阪風情です。
メニューはおでんを中心に季節につまみも充実していて、
価格もそれほど気取っていないので、比較的利用しやすいんじゃないかな。
観光店というより、地場のおっさん客が多そうな感じ。
まずはなんといっても鯨もの!
さえずりとコロをいただきました。
ちょっと高いんだけどね、旅先じゃなきゃ頼まないけどね!
しょぼい見た目に反して、さすがに旨いものですよ。
特にトロンととろける舌は最高!
また、奥に写っているひろうすが、
出汁をタプンタプンに吸ってて旨いです。
お通しは昆布の山椒煮。
つづいて、すじネギの袋。
これも鯨の筋を甘辛に煮たものが入ってます。
注文後に煮始めて、ネギが青々した状態。
ただ、中身がこぼれやすく、やや食べづらくもありますね。
季節の白菜は豚バラと合わせてあります。
地味ですが、なかなか好相性。
おでんはおいしいのですが、思ったよりも大衆的です。
精緻に煮あげたものを、鍋の中で綺麗に温めておくような東京のお店と違って、
濁った汁がグラグラ煮立って、そのまま調理鍋のような使い方をしているようですね。
名物のたこの甘露煮。
確かにたこらしからぬ、サックリ柔らかな煮上がり。
ただ、噛みしめた時のじゅわっとにじむ旨さは抜けています。
代わりに甘露煮のお味がキッチリ付いた感じ。
冬瓜と子持ちイカ。
オススメや季節モノも楽しいのですが、
おでん種の鉄板品や煮締まりものがやっぱし旨いですね。
・・・ワカメを忘れた!
一品つまみを絡めるともっと面白くなったかも。
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