実は、松江に着いて、まず最初に向かったお店がこちら。
でも、あえなく空振りでさ。
そもそも、店頭に現役営業している気配がまるで見えなかったもんだから、きっとコロナ廃業されたんだなと諦めていたところ、後になって、営業時間が超短ぇ、超人気店であることを知ったのです。
お店は松江駅のすぐ南側にある朝日町に立地します。
商店街という以前に、建物自体がだいぶ歯抜けになっている寂しい通り。
てっきり、お客さんもたまにしか入ってこないような枯れたお店だと想像してたのよ。御老体がのんびりやっているようなさ。営業時間が短いのも体力的な問題なのかとね。
いやいや、実際に婆さんたちが切り盛りしているお店なのだけど、熟練の連携技でもって、バシバシさばいているような、とても活気あるお店だったのです。マヂかよ!
値段はめちゃ安。そして開店から2時間もかからずに、その日の分をすべて売り切ってしまうというスポット営業もガチなのでした。
今回、たまたまいただくことが出来て実にラッキーだったわ。
しじみラーメンよりも、よほどご当地に根付いているラーメンがありそうなのです。
山陽のものを、よりあっさりにしたイメージかな? でも、松江の中心市街地にも専門店を構えるお店は少なくて、今日では市民の日常生活に埋没した存在になってしまったのかもしれんわ。
いかにもラーメンですって感じのお姿です。
スープは豚がベースなのかな。透き通ったダシは決して深いものではないのだけど、不足は感じず、いやむしろ、ちょうどよくおいしいわ。
やや軟に茹でられた縮れ麺。ご当地らしく、ほんのり甘みを感じる醤油ダレ。
コショーがバッチリ合う系で、関東風の支那そばとはまた違う流派の懐かしき味わいなのよ。
ちなみに普通のラーメンは小というコールになり、こちらのお店ではご年配や女性もガッツリ大を食っている風景にも驚きました。いやいや、小でもちゃんと一人前あったぜ。
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