せっかく富士宮に来たのに、ヤキソバ食わんのか? と思った皆さん。
富士市から急遽逃げてきた関係で、ろくな下調べをしておらず、あの店もこの店もその店も、定休やら臨休やらコロナやらで、軒並み営業してなかったのよね。
あれ? 往年の金田正一が投げてるのかな?? ってくらいに空振りしまくったのですが、大丈夫よ、マップ見て気になったお店があったからさ!
かくして、このクソ暑い日に鍋焼きうどんをすする事になった私です(←涙ではなく汗)
こちらは西町商店街の一本裏手にある気さくなうどん店。
見た目には分かりませんが、実は明治29年創業という大変な老舗だったみたいね。
ご覧のように、こじんまりとしたお店なんだけれど、すぐ近くに駐車場もたっぷりと確保されており、平素それらが埋まるとしたら、かなりの人気店といえますよ。
つか、そんなに席数は無かったけどな。多すぎるんじゃないか、駐車場?
店内ではご常連さん達が静かにうどんをすすってる光景。その後、経営は幸い若い世代へと繋がっているようで、気持ち良き対応で迎えられました。
お店の一番人気は元祖鍋焼きうどんの上。
グッツグツでやってきましたね! いや、暑いんだって!! もう夏だって!!!
ここでの注目は中央に横たわるイカ天です。
ビロンと一枚を揚げたものではありません。賽の目に切ったイカを小さな玉状に揚げ、四角い形にまとめたものなんだよ。もちろんカサ増し策でもあるのだろうけど、細かく分けやすいため、うどんと一緒に食べる際にはちょうど良いな。この工夫だけでも面白いわ。
ちなみに特上にすると海老天になるらしいのだけど、あえて上で止める地元民の選択に私も賛成です。
”元祖!” については、どうやら江戸時代からある食い物らしいので、気合の掛け声の類だと理解しましょう。
うどんは、関東の定番よか、だいぶあっさりとした出汁に、柔い平太麺で、どことなく東海の息吹も感じますね。
ほんとは一口ご飯を注文して、最後はおじやにするのが定番の食べ方なんだってさ。さらにミニカツ丼もおすすめとのことだけど、いやいや、うどんだけでも十分すぎるボリュームだから、デブよ、甘言に乗るなかれ!!
おいしかったわ。もう汗だくだくだけどね!!
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