最新の記事はこちら⇒ https://taputapu.info/
PR

沼津の「花月」でケセット

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

狩野川の河口、我入道にあるお菓子屋さん。

ネットが無かったら出会えなかったお店でしょうね。

沼津港から1kmくらいなので、まぁ歩けなくはない距離です。でも、お土産買いに観光客が訪れるお店というよりは、沼津の方々が自家消費する用のお菓子屋さんなんだと思います。

やはり昭和な和洋両刀の名残りあるお店で、今でも店頭には若干の和菓子が見えますけれど、得意なのは洋風の焼菓子類。

落花生風味のマコロンはいかにもなザックリ焼き。レーズンがアクセントになっていますよ。

この他、しそパンや黒パン、げんこつ玉などの素朴な自家製駄菓子がお手頃価格です。

そして、代表銘菓となるのが、このケセット!

店内の冷蔵ケースの中にはこいつがズラリ列んで、お客さん達を待っておりますよ。

これってば、不思議なお菓子でさ、私はこのお店で初めて出会ったのですよ。

名前を検索しても他に見当たらないし、オリジナル品かと思っていたら、例えば、同じ静岡島田「清水屋」のパコロだったり、福岡筑後「船小屋」のパケットだったり、共通しないネーミングでもって、他店でも展開されていることが分かりました。

やはり、西欧に原型となる菓子があり、日本国内にも何らかの伝播経路があったんだと思われます。が、詳細は依然として不明なのです。

こういうお菓子に不意打ちされるのが、沼津深海スイーツ界の面白いところ。

しっかり焼きのバターケーキに、ラズベリージャムを塗り、焼き立てのまだ柔らかい薄焼きクッキー生地でくるんだもの。

個人的にはロールケーキをシュー皮で巻く必要があるのかは未だ腑に落ちないところでありますが、こっちの巻きは殊勲賞ものです。

まず、バターリッチなクッキー皮の甘香ばしさよ。そのザックリとした食感が、日を置くにつれ、しっとりネッチリ馴染んでくる変化も楽しいし、レトロ味が漂う、おいしいお菓子なのですよ。

シューロールに比べ、持ち運びや日持ちの観点からも、お土産適性が高く、目下、私的沼津土産のナンバーワンに輝いているのが、このケセット。

沼津港にお寄りの際は、ぜひ「花月」まで足を伸ばして、ケセットを買って帰ってくださいね!!

コメント一覧

  1. Ca より:

    沼津在住者も、四人に三人まで知らないと言う、お店。(スイーツ大好きでない人にも聞いてますが。)
    お店に行ったら、ケセットが大量に作られていました。
    どこに行ってるんでしょうね?
    久しぶりにケセットが食べたくなっちゃいました。

    • 管理人 より:

      >Caさん
      え?! 沼津スタンダードじゃなかったの??
      冨久家は別格としても、手土産の二番手はこれでしょう!

  2. 伊勢佐木にゃんこ より:

    ほとんど同じ体裁のお菓子が、故郷の清水では「あぱれいゆ」という名で売られてます。
    中のケーキはちょっとアーモンド風味で、しっかりと塗られたラズベリージャムが重甘く、でも癖になるお味。
    カット済の個包装もあるけど、ホールを切って、クッキーが重なったところを食べるのが醍醐味♪
    同じく斜陽の街だけど、清水もなかなか味わい深い街です。機会があったら是非訪ねてくださいませ。

    • 管理人 より:

      >伊勢佐木にゃんこさん
      富士宮でもアパレイユとして売っていましたね。
      島田市ではパコロ、九州ではパケットとして売られているのも確認しております。
      ルーツも語源も見えない謎深きお菓子です。

タイトルとURLをコピーしました