大手町にあるイタリアン?レストラン。
名古屋に近いわけでもない、この沼津に、
あんかけスパゲティ文化を布教したお店のようですよ。
お店は駅の南口から伸びるメインストリートにあるのだけど、まぁ、周囲のテナントはスッカスカになってて寂しい限りであります。
近年、移転したばかりらしく、中は落ち着いた雰囲気で、こざっぱり。テーブルもゆったりとした、いい感じのお店になっていますね。オバちゃんたちの対応もあったかい感じ。
すでにランチには遅い時間だったのだけど、お客さんが途切れないのは地場の人気店故。老若男女が集い、無心にあんかけスパをすすっている奇な光景です。
スパは概ね名古屋由来のスタイルですが、レバーソテーの乗ったカルーソ、ベーコン野菜のマテリシャーナ等、聞き慣れぬメニューも見られます。
イタリア人が唖然と開けた口の中に、あんかけを流しこむようなことをやってる割に無駄にそれっぽくかっこつけたネーミングがイラつきますよね!
なにやら背後からカタコト風の言葉が聞こえるから、アジア人パートだと思ったら、マッサンばりの美人白人の店員さん。
パスタを知らない国の方であることを心から祈りますが、もう、ほんと、よそ者には良くわかんない謎めくお店なのであります。
このお店が旅の主要な目的だったのに!!
まんまとカメラ撮影を忘れるという、大失態であります。
普段はしないツイッター投稿をした残りカスが残ってて助かった! つか、むしろそんなことしてたせいで忘れたんだな!
注文したのはバラエティランチであります。
あんかけ定番のミラネーゼにハンバーグ、ごはん、酢キャベツ、ダメ押しでピザまで乗っかった、実に雑多な盛り合わせ!
ちなみに、沼津ではあんかけスパに白飯と、何故か仏風にシュクルートと呼ぶ酢キャベツがついちゃう”ランチ”という形態が定番になっているようです。
発想がデブのそれなので、親近感がわきますよね。
お味は・・・微妙です。
グダグダの炒めスパにかかった餡は、セロリかなんかの風味が強いのですが、塩っけも含め、なんともいえず、はっきりしないお味。さらに具の色だけ目立つ赤ソーセージも、またはっきりしないお味。
気さくなバーグに、昭和の頃、冷凍で売ってたようなもっさりビザ。
ただ一点、かなり酸っぱいキャベツの存在でもって、皿の中を無理やり引き締めるようなバランスです。
昔、名古屋で食べた時も微妙な印象だったけど、こちらのそれはさらにマイルドにしたような感じかな。餡の量もちょっと足りないですね。
聞くところによると、タバスコやら卓上の調味料を総動員して、よく混ぜて食べるものなのだとか。
産湯があんかけではない外県人には、言うほどの輝きが見えないソウルフードでありました。
なお、みんな、ちっこいコーヒー飲んでるなぁと思ったら会計の際、次回使えるドリンク券をいただけます
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