東海道電の線路脇にあるスペシャリティコーヒーのお店。
沼津の街は喫茶文化が残っている方だと思うんだけど、
昔ながらのお店が多くて、自家焙煎やっているようなお店は少ない様子。
そんな中、気になったお店です。
やはり「バッハ」で修行した方みたいよ。
沼津の中心部からはだいぶ離れてしまうのですが、
特にやることもなく、時間を持て余してしまったので、
千本松の海沿いをちゃりちゃり漕いでやって来ました。
ここらは旧東海道に沿う形で立派な旧宅も多いですが、
内側は入り組んだ路地にびっしりと新しい住宅も建ち並んでいます。
お店はパッと見、ごく普通の喫茶店。
隣のコンビニも絶賛閉店中で、景気は良くないようです。
ただ、中に入ると、特に奥の方がとってもステキな空間になっているの。
焙煎機やハンドピックの部屋も清潔に維持されていますね。
メニューはずらりとならぶ各種コーヒーの他、
地場のお店から仕入れているお菓子類も魅力的ですね。
気さくなマスターと真面目な息子さん。
地元の常連さんに愛されてる雰囲気です。
こういうお店で何を頼むべきか。
やっぱ、どこぞの農園のスペシャルな豆をいただくべきなのかもしれませんが、
お店の個性としてブレンドを味わいたくもあります。
今回は10周年記念エルフブレンドという
何ぞ力が入ってそうなものを選びました。
異なる焙煎具合の豆を混ぜ、苦味を感じた後に
爽やかな酸味がやってくるという二段階設計。
ただ、飲んだ感じはだいぶあっさりとして、
初手の苦味は言うほど感じません。
酸味は柔らかで綺麗な一杯ではありますが、
一口目二口目と味わいが変わっていくような複雑さはなさそうです。
昔ながらのプリンはママさんのお手製。
これはまさにそのままのお味でほっこり。
近隣のいろいろなお店に豆を卸したりしているようです。
ただ、観光客がわざわざ沼津駅から足を運ぶ感じではないのかも。
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