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水上バスがエモい、清水の旅

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しみずぅ~♪ みぃ~なとの めいぃーぶーつーはぁー♪ 

お茶ぁーーのぉーーかおーりーとー・・・ 

ん? あと何だったっけか??

今回のオジサン一人旅の目的地は静岡の清水。 

いつもよか短めで、店休のタイミングも噛み合わない旅だったのだけど、そこそこの土産話はできるんじゃないかな?

合併で静岡市清水区の一部になりましたが、元々は清水市でしたよね。

旧東海道の江尻宿。富士の山を仰ぐ古くからの港町です。

私は沼津と混同しておりましたが「たんけんぼくのまち」の舞台になった本物で、すなわち、農業、漁業、工業、商業等がバランスよく発展した社会科都市ということ。

ただ、同じ静岡でも葵区あたりの都会感とはだいぶ異なり、静かに生活しているようなボチボチの雰囲気です。

海側はガラリ印象が変わって、働く港の無骨な風景。

駅から歩いてすぐの場所に「清水魚市場」があり、併設する形で「河岸の市」という一般向けの商業施設が営業しております。

市場飯をいただける「まぐろ館」と、物販の「いちば館」があり、どちらも概ね観光向けではあるのですが、一概にバカにできず、目利き次第では地元民にとっても実用的な内容っぽいな。

この市場の脇の江尻乗り場から、三保や日の出に向かう水上バスが運行されております。

船長のワンマン運行かつ、毎時1本程度しか船が出ねぇもんで、必ずしも便利な交通手段ではないのですが、むしろ他のスケジュールを強引に合わせるようにしてでも乗船したいぜ!

やはり港町の風情は海に出てこそよ!

本来ならば、遠く富士山を望むミニクルーズになるわけですが、私は日頃の行いが悪いので、例によって何も見えません。もう、諦めてます、富士山は。

清水は「ちきゅう」の母港なんだよね。遠くの方に見えました。

その他、目に入るのはもっぱら、工場や倉庫、港湾施設といった風景。

横浜に住んでるんだから、それの何が珍しいのか言われそうですが、横浜港の施設は埋立地やらで街の風景からは切り離されているので、身近なところに「はごろも」や「豊年製油」のプラントが見えると、なんだかワクワクしますよ。

シーバスなんかと違って、小ぶりな船なため、沖に出るとダプンダプンと揺れるのも、板子一枚下は地獄な鳥羽一郎感を演出してくれるのです。

対岸にある三保半島には、東海大学の海洋学部等が置かれており、付属の「海洋科学博物館」と「自然史博物館」が見学可能です。

イイとこなのよ。

朝夕には大学通学用の専用船が出ていたりして、私も東海大学に入りたくなっちゃったもん。

自然史の方は、恐竜化石骨格の他にそれほどのボリュームもないのですが、水族館は思ってた以上に立派な内容で、とっても楽しめました。

しかし。

2023年3月に閉館の予定なんだって!! 惜しすぎる!!!

どうやら静岡市が日の出地区に新しい施設を作る計画があるらしいのだけど、このロケーションや船で渡ってくるアクセスこそが代え難き魅力でもあるので、閉館までに是非一度訪れてみてほしいのです。

水族館からバスに乗り、新日本三景&日本三大松原である、三保松原にも立ち寄りました。

徒歩観光だと、だいぶアクセスが悪い場所で、御穗神社から神の道と名付けられた松並木をテクテク歩いて向かいます。

こちらも富士を望む景観や羽衣伝説が有名で、「はごろも」の社名はここから来てるのかな?

本来は駐車場とトイレがあれば十分なのだけど、世界遺産の体裁を整えるべく施設を建てときましたから、特に中身は無いけど適当に使ってねという「みほしるべ」 周辺には時代遅れなお土産商売や飲食がチラリあるのですが、特に興味はそそられません。

とりあえず、そこらに煉炭捨てるなよと釘を差しておきましょう。

松林の向こうには、どーーーんと、富士・・・

深い海色をたたえた、せいせいとする海岸でしたね。

さらにバスに揺られてやって来たのは「エスパルスドリームプラザ」です。

ご当地は日本のブラジルと評されるくらいサッカーの盛んな土地なんだって。

清水エスパルスも実業団母体ではなく、地元の社会人チームからJリーグ入りした稀有な球団だそうで。今はこの向かいにドーンと本社を構える物流大手「鈴与」の傘下になっているようなのですが、ドリームプラザも同グループによる経営なので、市民の誇りたるエスパルスの名前を冠している経緯みたい。

てっきり地元向けのショッピングモールなのかと思いきや「ちびまる子ちゃんランド」「清水すし横丁」「駿河みやげ横丁」などを設置して、むしろ観光拠点の性格が強い施設でありました。

ご当地の観光は、清水駅、河岸の市、エスパルスドリームプラザ、東海大学博物館、三保松原、日本平のあたりを、いかに連絡させるかがポイントかな。やはり自家用車での移動が前提なのかもしれません。

ドリームプラザの前はヨットハーバーなのですが、景色がゴツいのが清水らしさよ。

ご当地の有名人といえば、幕末から活躍した東海道一の大親分、清水の次郎長であります。

ゆかりの船宿を復元した施設はお休みでしたが、生家の施設を覗いてきました。

私も時代劇は好きな方ですが、広沢虎造の浪曲は通販のCMでしか知らないし、一般教養として次郎長が通じるのは、もうちょい上の世代の方々までなんだろうなぁ。

地元の商店街については、清水駅前からどーんと貫く清水駅前銀座。

さすがに活気があるとは言い難い状況ですが、大衆演劇の劇場があったり、いくつか気になる飲食店も点在しております。

さらに進むと中央銀座商店街を経て

巴川沿いの清水銀座商店街へと連絡します。

ここらはわりとハイカラな装いなのですが、やはりほぼシャッター街といえる状況です。

さらに川を渡った先の入江商店街には、さくらももこの八百屋跡等もあるのですが、ちびまる子をロクに知らないので、聖地巡礼っぽさは味わえませんでした。

次郎長生家のある次郎長通り商店街も相当に錆びた味わいよ。

期待していた清水の商店街歩きについては、駅前をちょろり往復するくらいで十分なのかもしれませんね。こっちまで来るのは、だいぶマニア向けのアクティビティになります。

先の台風で氾濫して、多くの浸水被害が発生した巴川。

さぞご苦労されたことと、お見舞い申し上げます。

海のすぐ近くなのになんでや?って不思議だったのですが、確かに水面が高く、堤防は低く、流れも遅いから、すぐに溢れちゃいそう。

さすがに街中はきれいになっておりましたけれど、よく見ると泥をかぶった痕跡や、もう諦めちゃった廃屋などもまま見えて、その傷は完全には癒えておりませんでした。地下道なんかも閉鎖されたまんまだったしな。

今回は水上バスに乗りたかったので、静鉄バスの案内所などで販売されている「スイスイ♪清水港まぐろきっぷ 特盛 」というフリー切符を使いました。

特にパンフもくれねぇし、サイトの案内がメッチャ分かりづらいから、しっかり予習が必要ですよ!

特盛という名の通り盛り沢山な内容です。ただ、余すこと無く使い倒すのはわりと難しそうで、どちらかというと新静岡方面からやってくる皆さん向けの切符かなと思います。

純粋に街中のみを巡る観光であれば、レンタサイクルがちょうど良い距離感かもね。

食レポに関しては、記事書きにだいぶ疲れちゃってるので、ボチボチ3週分くらいでご勘弁ください。

ちょこっとだけ、静鉄にも乗りました!

JRにほぼほぼ並行する、意味分からん存在だなと思っておりましたが、元々は静岡からのお茶を清水港へ運びこむための路線だったのか。さらに新清水駅には路面電車も接続してたってことで、合点がいきました。

コメント一覧

  1. 匿名 より:

    海洋科学博物館閉館!ショックです。大好きな水族館なのに。。。
    でも、閉館前にわかってよかったです。ありがとうございます。

  2. 匿名 より:

    フェルケール寄ってみてほしかったですねー

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