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富士吉田の「手打ちうどん ムサシ」でムサシうどん

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上吉田にあるうどん店。

富士山駅からゆるい坂を登って20分弱かな。139号線からちょっと下った住宅街にあります。

ご覧のように、観光客にはややとっつきづらい体裁なのですが、こちとら、うどん喰うだけのためにはるばる歩いてきたので、いささかの躊躇もありませんよ!

ドアを開けるといきなり食事スペースとなり、入口で靴を脱いで、おざぶに座っていただく形です。

積み上がった漫画や雑誌。男たちが一人無言でうどんを啜っている様。

活気のある「麺許皆伝」とはまた異なる、ダウナーでマニアな雰囲気が漂います。

お昼すぎのお客さんはパラパラって感じでしたので、ここなら急かされず腰を落ち着けてお食事することができますよ。

お店オススメのムサシうどんは、キツネ、ワカメ、キャベツ、油揚げ、かきあげという全部のせスタイルよ。ここまできたら、ついでに肉も乗っけてくれれば良いのになって思います。

一番の特徴は麺だよね。

他店と比べて、ことさらにごん太な自家製麺がパワフル。表面には若干のツルみもありますが、すするというよりは噛む感じで、いかにも粉の塊だなという味わい。食べごたえは満点ですね。 

汁はあっさり干し魚の風味で、どことなく関西っぽい風合いかな。

具ではサクッとデカい根菜のかきあげがちゃんとしてます。

卓上のすりだねはほぼほぼ一味で、別売りの唐辛子味噌や青唐辛子があるようです。

ただ、いかんせん、この日の店内にはペットショップ的な匂いが充満しており、何を食ってもその印象の方が勝ってしまうのね。せっかくエッジの効いた一杯を出してるのに、もったいないなと思ったよ。

おそらく煮干しやら仕込み中だったと思うのだけど、なるべく営業時間外にやってほしいです。

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