横浜橋商店街の「かきあげ 豊野」で天ぷら盛り合わせ

商店街の入口にある天ぷら惣菜店。

ここはハマの下町、横浜橋。天ぷらやフライを扱う惣菜店もいくつかあるわけですが、天ぷら専科はちょい珍しい存在ですね。

実はお店の正式名称がわかりません。

現在は同じビルの二階に出戻ってきた「天ぷら 豊野」が、伊勢佐木町への移転の際に、以前の厨房スペースとテイクアウト窓口を置いていったのが、こちらのお店です。

看板には「天ぷら豊野 天丼屋」とありますが、かき揚げ丼を扱っていたのはほんの一時だけだったと思いますし、ただでさえ豊野が三軒もあって、ややこしいので、ここでは仮に「かきあげ 豊野」と呼びたいのです。

お店の推しは各種かき揚げで、これを一枚買って、かけそばにのせときゃとりあえずの体裁がつくような用途でしょう。今では海老天や野菜天の単品も並べています。

個人的には、あれこれ選んで買うよか、こんな風に盛り合わせになってるのを買ってくるのが楽ちんです。

ところで、夏になると、必然的に麺類が食卓に上がることが増えますね。

皆さんは、ソーメンなり、蕎麦なりを食う時に一体何をおかずにしていますか？

悩ましいですよね。

蕎麦界の怠慢もあり、この２１世紀に至っても、何ら進化をしていない。天ぷらとの名コンビがすっかり硬化して、他に何を添えれば完成するのかが、さっぱりわからなくなっておりますよ。

しかしさ、こちとら、このあっつい最中に、天ぷらなんか揚げたくねぇんだよ！　麺を茹でるだけでも汗だくなんだから！

そんな時は、こういうもんでやっつけてしまいたくなりますな。まぁ、揚げ置きのものを、いい感じに再加熱するのも難しいんだけどね。しかたねぇ。

こちらの天ぷら盛り、コストパフォーメンスは良好でありますが、コーン、枝豆、紅生姜などメインのかき揚げに関しては素材に塩をしているせいなのか、めんつゆにつけると、しょっぱいのが気になるところです。

もっとも実用的な選択は、コロコロ揚げた小エビ皿でしょうかね。つまみやすいし、おろしぶっかけうどんに散らしたりすれば、それっぽくなります。