長者町の「しげた」で甘夏大福

神奈川銀行の隣にある和菓子店。

ついにやってきました！　甘夏大福の季節です！

私、大のお気に入りである、このお菓子。

世間的にはいちご大福の人気の方がずっと高ぇもんだから、いちごの旬なぞとっくに終わっていても、なかなか切り替わらなくてさ。まだか、まだかとジリジリ待っていたのですよ。

お店の人は、窓の外から不気味なオッサンが睨んでいると、さぞ不審がったでしょうな。

クシュッとマシュマロのような羽二重餅で、甘夏と白あんとくるんだもの。

実のところ、昨今のナンパなフルーツ大福は好みでない私。

でも、これは別なの。相性は抜群よ。白あんの上品な甘みに、甘夏の酸味とほろ苦さがあわさると、すんげー旨いんだわ。誰が考えたのかはわからんけど、よくぞ作ってくれました。

そうそう、今回はよく冷やして食ってくれって言われました。これも重要なポイントです。

大福を冷蔵庫で冷やすと固くなっちゃう先入観がありますが、この皮だと大丈夫みたい。

逆に常温に置くと柔い皮がさらにダルんでしまうのが唯一気になってた欠点だったのだけど、冷やすとそれが適度に締まり、さらに甘夏も美味しくなるのか！　知らなかったぁぁ！

しげたの定番品のお気に入りは豆大福と翁飴かな。

太郎まんじゅうもいいよね。白味噌を入れた皮の香ばしさと強めな塩みが旨ぇ薄皮まんじゅうです。

神奈川名菓子展優秀賞の久良岐は、米粉とあんを混ぜたほんわかな蒸し皮でもって、こしあんと食感ある栗を挟んだもの。

私の老後のように真っ暗な横浜黒月餅は、中華のものよかあっさりしてると書いてありますけれど、ごまあん、胡麻生地、具の胡桃でもって、月餅らしい重めな食べごたえです。