オデオンの向かいにある古風な中華料理店。
なんと自前で筍山を持っているらしく、
この季節は朝どれの筍を使ったお料理がオススメなんだって。
つーか、これを載せる頃には、
終盤かもしれないんだけど、ごめんね!
食べに行ったのは週末の夜。
この日は天気も悪かったんだけど、
薄暗い店内にはパラパラとお客さんがいたわ。
みんな筍食ってたみたいだったから、
きっと客筋は慣れた人ばかりなんだろうね。
それでも、アウェーな感じは全然しなくて、
まったりとスローな雰囲気の中、落ち着いてお食事ができたよ。
自家製焼豚と焼き筍の前菜。
まず焼豚が旨いじゃん!
さすがに焼きたてではないんだろうけど、
程よい噛みごたえと柔らかさがあるの。
筍も柔らかくて、甘くて、エグ味なし!春の香りだね!
こっちは山椒の葉&甘味噌でいただく感じ。
甘酢レンコンが口休め。
月間おすすめ品だった小籠包。
これもかなりのヒット!
やや厚みな皮がモッチリと破れること無く、肉汁ちゃんを閉じ込めております!
餡の調味も安易に甘すぎること無くて、
自分ちで丁寧に作ったことがよく分かる一品。
ヘタに中華街で食うより、こっちで食ったほうが断然いいと思うよ!
そして、メインの新筍と豚角煮。
正直、字面的にはあんまりそそらなかったんだよ。
筍と豚なんてウチでも煮るしさ。
しかし、侮る事なかれ、
つーか、イチオシというお店の言葉を敬わねならん!
えらく旨かったの!
トロンに煮えた豚の旨味だけでは無く、
干貝柱もふんだんに使っていて、とってもリッチなコクと味わいです。
ウチではどうやっても作れません。
こりゃ伊勢佐木町くんだりで出てくるお料理ではないぞ!
エビとキノコのワンタン。
これもいい味。真面目なお味。
ワンタンの餡もスープもおいしいし、
文句なしだわ。
五目焼きそばも綺麗にできています。
焼きこんだ細麺の具合もいい。
ただ、これに関しては、
今少しゲテであってもいいかなという気がするな。
さっぱりしすぎてて、もうちょい塩分がほしかったわ。
最後はほの暖かい新筍と蒸し鶏の合えソバ。
蒸鶏と、鶏スープと塩と胡麻油、若干の甘み。
麺は一度締めてから、和え汁と合わせてる感じよ。
筍の先の方の柔らかいのが入ってて、やっぱ春のお味だね。
いやいや、総じて満足!
とても美味しかったわ。
技術もしっかりしてるし、真面目だし、
メニューもちゃんと季節を反映していて面白いし、
見た目からは想像もつかない実力店だったと思う。
はじめはちょい高いなと思って躊躇してたんだけど、
このお料理なら十分に価値があったわ。
これからの季節ははどんなお料理が出てくるのだろうか?
また、寄ってみたいな!
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