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中山の「中山飯店」で五目揚ソバ

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相変わらずグッチャグチャな中山駅南口界隈でありましたが、歩いてみると丸台ショッピングスクエアが近代リニューアルしてたり、ユニーの敷地がごっそり抜けてたりで大きな変化も見えました。

この街がだいぶ前から転換期を迎えているのは間違いなく、大規模な再開発を行いたい意図も垣間見えつつも、細かな地権者の調整が難航しているのか、秩序だっては進行していない様子だな。

ちょっと裏手に入っていくと、田舎駅には過分な飲み屋街が続いておるのですが、コロナも直撃して、ほとんど息をしておりませんね。その上さらに、ロータリーに仮設の商業施設を掘っ建てて、駅へ抜ける道路の出口に栓をしてしまいました。

緑区遺産の風景もいつまでか… そんな緑新栄会にあるレトロ中華店。

昭和という琥珀に閉じ込められた巻貝のごとき、渋々な佇まいであります。こりゃ町中華マニアの人にはたまらないだろうな。

注文はもちろんカタヤキソバ!

中山の奴らはカタヤキソバ好きなんじゃないかと勝手に決めつけているのですが、メニューでは”焼き”の方のそばが大きな写真で載っているので、本来のオシはそっちなのかもね。

でも、このパンケーキのような凛とした立ち上がりは只者じゃありません。太めの揚げ麺は、クシュッと軽く、スナッキー。濃い色の五目餡掛けは醤油ベースで若干甘口なのがレトロで、香ばしく仕上がっていますね。真ん中の揚げうずらがポイントよ。

お料理は完全な町中華というよりは、かつての中国料理の風合いを残したもの。こんな場所に残っているんだなぁと感慨をうけつつ、おいしくいただきました。

厨房には熟練の爺さんと息子さん。この時は爺さんが鍋を振ってたんだけど、まだまだバッチリ現役です。今のうちに通いたいよね。 

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