香港路と中山路を結ぶ路地にある広東家庭料理店。
止めときゃいいのに、年末の中華街に出てきてしまったのです。
この数日はめっちゃくっちゃに混むのだけど、昔ながらのお店はお休みに入ってるし、やっているお店はいつも以上の行列ができているしで、いいことなんか何もないのね。とにかく、人混みを避けて、避けて、避けて、この狭い路地裏までたどり着いた次第です。
お店のお母さんの気さくな接客は相変わらず。
自家製腸詰めと野菜の炒め。腸詰めだけでなく、干肉も入っていて、嬉しいな。
そういえば、横浜の気候は干肉づくりに適しているなんて記事が出てて、なるほどそんなもんかと思ったり。我が家では柿を干してもすぐカビちゃうんだけどな!
広東風ナス煮込みは咸魚がアクセントになっています。たっぷり油の染みたナスがトロリとして、温まりますね。
椎茸入り肉ワンタンは家庭的なお味。
アクはすくって欲しいな。
広東風焼ききしめんはしょっぱそうですが、実際は色だけで、むしろ塩分控えめな仕上がりです。
平日限定の蒸しご飯ですが、表の蒸し器がモクモクしていたので聞いてみたら、作ってくれました。
広東風スペアリブの蒸しご飯です。
具は骨付き肉の他にしめじを刻んだものが入っていますね。お肉の味付けは油断しているとけっこうピリ辛なのよ。なお、この日のご飯はちょっと柔くて、熱も足りない感じでした。生米からじゃなかったのかな。
こちらは中華街の調理人が仕事帰りに立ち寄る隠れ家店として紹介されることが多いお店ですが、お料理はレストラン水準のキッチリしたものではなく、どこか抜けのある家庭風のものなんだよね。そこら辺の良し悪しです。
実際、見知った風な中国のお客さんがパラパラ食べに来ていたけど、そういう繋がりに価値を見出す商売なんだろうなと思います。
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