旧中村橋頂点街の入口にある昭和10年創業のお蕎麦屋さん。
noburin100 さん、オススメありがとう。
日本蕎麦の「伊勢福」というと、市内でもたまに見かける屋号ですよね。わざわざ本店を掲げるからには、こちらから枝分かれた形になるのでしょうかね?
以前は商店街の気取らないお店という印象でした。あるいは代替わりで覚醒したのか、サイトも無駄な今風に整い、お店を建て替えた段階で通りにそば打ち場がアピールされたりして、それなりの本格手打ち路線を匂わせる体裁になっています。
ただ、実際に蕎麦を打っている姿を見かけたことがなく、店頭ではなんも挽いてない臼がくるくる回っているだけなので、どの程度の手打ちなのかはわかりません。まぁ今は店頭を通る機会がほぼ無くなったからやってても見られるはずがないんだけれどさ。
今回はコロナ自粛明けのリハビリとして、いかにも空いてそうな懐かし店へ久々に訪れた経緯です。
ご存知のように中村橋もほぼ廃墟になっておりますから、きっとお客さんも少ないだろうとたかを括っておりましたら、ご近所の高齢客がわらわらと集まって、むしろてんてこ舞いなくらいの店内でありました。客層の都合で、必然的にお夕飯のピークタイムはやや早めになっているようです。
ミニカツ丼と葉わさびおろしそばのセットはボリュームあり。
さっぱりとした葉わさびのぶっかけそば。カツ丼の見た目は全くトキメキませんが、やはり、たまに食べたくなる町蕎麦屋のお味です。
メニューは今でも丼セットを一推すような大衆感覚のままで安心します。決して、お蕎麦の頭が高い内容ではなく、酒のつまみにもあんまり力が入っておりませんね。
女将オススメの天丼もいかにもな味わい。
野菜等の入らない原理主義で、衣も厚いけど、タネも比較的ぶっといエビを使っているから、食べごたえがありますよ。ただ、この日の海老は風味がもう一歩かな。
店主特選メニューという、とんかつせいろをはじめていただきますよ。
天ぷらの代わりに、とんかつでも良いんじゃないか?という、ありそでなかったこのメニュー。しかし、”一口ご飯”のサービスがどうみても普通盛りで、むしろとんかつ定食にそばが付く的なデブ飯になっております。
とんかつはバリッバリにソリッドな衣。とりあえず塩で食わせるような意識の高いもんではないので。小皿のピンク色はすぐに引っ込めていいでしょう。むしろこれは煮て食う用、カツ丼にしてなんぼなかつではないかと思うのです。
ボリュームに圧倒されたせいだろうね。かつは普通にソースで全部食べてしまい、そばつゆにつけて天ぷら代わりになるのかという検証をしそびれた痛恨。誰か後で試してくださいね。
蕎麦はどうだろうか? このボリュームは生意気な蕎麦屋に叩きつけてやりたい安心感があります。もちろん、出前の時よかハリのある食感でしたが、いわゆる手打ちにしてはだいぶ整いすぎな気もするし、なんとも言えんわ。
なお、私はこれを「糖質制限する」と宣言した次の日に注文しておるのです。成功するわけないね!
コメント一覧
蕎麦は野菜だし茹でてるからカロリーゼロ
かつ丼も天丼も高温の油で揚げてるからカロリーゼロです
>匿名さん
蕎麦は細いからカロリー無いと思います。
カツは高温で揚げているうちにカロリー燃えてるんじゃないかな?