亡父はとにかく「ダイクマ」が大好きで、かつては毎週のように訪れていたダイナミック茅ヶ崎。
思い出の店舗はすでに無く、きらびやかなLABIへと建て替えられておりましたが、閉店近くに流れたロッキーのテーマやオリジナルソング「ふれあいの交差点」はたまに思い出しますね。
ネットでも音源が見つからないのだけど、あれって平尾昌晃大先生の作曲歌唱だったのか!

食事はもっぱらロードサイド店だったし、周囲には今ほどの飲食店もなかったので、せいぜい、たこ焼きの「みよしや」とか「シェーキーズ」とか、この「横浜飯店」くらいの記憶なんだよな。
未だ営業しているのもすごいことだけど、それどころか、看板の肉そばが茅ヶ崎市民のソウルフード格として、奉られるようになっております。
そして、昼前の営業開始から、ずーーーーっと行列してるのにも驚きました。
仕方なく、他で昼を食って、用事を済ませてから、夕方前に再び戻ってきたんだけど、嘘でしょ、まだ列んでいるし、むしろ閉店前にさらに伸びてくるのか。もう覚悟を決めて、室外機の風を浴びながら、30分以上も待っちゃったわよ!
仕方ない。今は熟練のお父さん一人で厨房を担当して、奥さんとお店をやっているみたいです。
赤板に白で書かれた品書きが、油で溶け垂れているような、すっかり年季の入った店内よ。なんなら、もっと油でギトギトの小汚い印象もあったくらいなんだけど、古いながらも不潔感はなく、きっちり維持されている印象です。

みんなが頼んでいる肉ソバをいただきましょう。
醤油ベースの肉野菜あんかけが乗る、熱々でボリュームたっぷりの一杯です。
うん、全く枯れてないのがすごいな。
見た目を裏切らぬ大衆的ウマニ味なんだけれど、トロトロの白菜やコリコリきくらげに、醤油と油が香ばしくキマって、やらしさがないっつーか、いや、むしろ熟練度が増して、昔よか数段うまくなっているような気もするのよ。

ほどよく締まった麺もいい具合。
ちなみに私は、麺よか刻んだメンマの入った炒飯が大好きだったのだけど、さすがにダブルは食いきれないので次回持越しとなりました。

ぷっくりと姿良く焼かれている餃子も、真面目なお味でサイコーだな!
こりゃ行列も仕方ないし、むしろ積極的に列びたいくらいだよ。

間違いなく神奈川有数の町中華店でしょう。
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