神戸というと、洋食や南京町のイメージが強いのですが、ガチなインド料理屋さんも多い土地なんだよね。
明治の開港以降、宝石や繊維を扱う貿易商らが拠点を構えていたことに加え、関東大震災のため横浜などからも多くの人々が避難してきたため、インドコミュニテイが拡大した経緯があるようです。
歴史が長い分、文化も分厚く根付いており、三宮後背には立派なジャイナ教の寺院があったり、インド人倶楽部があったり、インド人所有のビルや豪邸も少なくないみたいですよ。

ハンター坂の中腹にある小さなマンション、その名も異人プラザだって!
その2階に入っているインド料理屋さんにやってきました。
階下の食品店を母体とするクスムさんちのお店なんだけど、その後に掲げる”本場家庭料理”って言葉に、なんだかすごく心ときめくのよね。
ドアを開けると、怪しき香料の匂い、戸惑うくらいの薄暗さ、ひたすらな静寂・・・
お昼時なのにお客さん誰もいないじゃん!
少々ビビっていたら、シェフのオバちゃんが長期帰郷してたお休み明けホヤホヤのタイミングだったらしいのね。

北インドのベジタリアン料理を提供してくれます。
仕込みも始めたばっかで提供できるメニューは限られているとのことで、プーリサブジをいただきました。
揚げたてパフパフのプーリにパニールのカレー、人参のアチャール。
お味は塩強めな仕上がりで、サラリとしてボディがリッチすぎないとこがそれっぽくて、すごく旨いよ!
また寄って、色々食べてみたいなぁ。

その後、徐々に席も埋まってきました。
後からやってきて、通訳や接客等も甲斐甲斐しくサポートしてたオッチャンにお店のことなど楽しくお話をきかせてもらいながらのお食事。
ああ、この方がオーナーさんなんだなって思ってたら、全然、常連客でした。神戸のエスニック客層もだいぶ濃いな!
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