茶屋街の中にある甘味処。
北陸新幹線開通以降、観光化のスピードフォースが雷鳴を轟かせる金沢です。実際、外国人がめっちゃ来てるしね! 茶屋街の町並みも、ただ眺めて楽しむだけでなく、店舗としてどんどん開発されているみたいですよ。
尾張町にて渋~い本店を構える慶応元年創業の「不室屋」は、歴史の街につきもののお麸屋さんで、関東でも知名度がありますよね。東山支店のお隣に設置されたこちらの茶屋では、加賀麩を使った甘味軽食がいただけます。
店内は風情があるようで全く無い座敷になっており、日帰り浴場の待合室のような、田舎のうどん屋のような気さくな雰囲気です。
名代の味噌ダレ田楽麸です。
生麩を軽く炙って、白味噌ベースのタレを掛けたもの。お味は、プールの後に食う味噌おでん味だよ!
こちらはふやき御汁雑煮。
良き甘味処には、よき雑煮がつきものです。加賀百万石の老舗らしい、品の良いダシを期待していたんだけど、これはあれか! モナカにお湯をかけると、お吸い物になるあれに、焼き餅を乗せただけか! ヌルいし!しくじった!
「不室屋」は近年、観光キャッチーな多角展開を景気良く進めているようですが、少なくとも飲食提供に関しては、内容が伴っていないなと感じました。
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