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にし茶屋街の「落雁 諸江屋」でいろど里、方丈菓子

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西茶屋街にあるお菓子屋さん。

創業嘉永二年、やはりこちらも金沢を代表するお菓子屋さんです。

落雁を看板にしたお菓子屋さんが広く支持されているという点、背景には茶道文化がしっかり根付いているということなので、やはり金沢菓子のランクは
月次な観光地のものとは数段違うのだなと感じます。

もっとも、こちらは落雁だけを作っているのではなく、季節の上生菓子や数々の受賞歴のある商品もとりどりに、また、若干の爺臭さも漂わせつつ、立派に営業されてますよ。

主力は日持ちのする商品なので、市内にとどまらず、広範囲に展開しており、たしか横浜高島屋あたりでも売っていたんじゃないかな? 

いろど里は季節の干菓子の小箱です。

落雁の他、カリシャリな琥珀糖も入っていますね。

落雁のお味は、結局のところ、和三盆など砂糖のお味です。口溶けや風味など処理の上下はありますでしょうが、大きくはズレませんので、意匠の風雅を楽しみ感じかなぁと思っています。

ただ、気を抜いてると茶色がココア味だったりして驚きますよ。なお、手塚キャラとのコラボ品もあり、こちらの黄色は柚子味でした。

こちらは家伝という方丈菓子。

生落雁で州浜を挟んだという、地味に地味を重ねたようなお菓子。絶対、観光受けはしませんが、市井に埋もれてしまうような、素朴でもっこりとした味わいを、むしろ好ましく思ってしまう私も相当老けてきたのかな・・・

本当は迎春などの行事や冠婚葬祭を飾るお菓子がご当地では独特で、そういうものを食べてみたくもあるのですが、ちらっと寄った程度では難しいですね。

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