秩父荒川地区は蕎麦の里として知られているのだそうな。
すでに終わり頃ではありましたが、初夏に咲くそばの花を見ることができました。
畑の周辺にふんわりと漂う、甘~い匂い。
よく、はちみつ専門店なんかで見かけるそばの蜂蜜がありますでしょ? あのちょっと癖のある感じは、まさにこのそばの花の香りだったんだね!
地区各所で見られる蕎麦畑でも、一番大きなのは「ちちぶ花見の里」の前にあるこちら。
この施設は地元の商工会が管理する食事処で、主に団体バス客へ地元の蕎麦を供する完全予約制。
現地にはオープンエアの座席がずらりとならんでいるのだけど、普段はすっからかんなのか。夏秋にこんな風景が楽しめるのなら、遊ばせておくのはもったいないよなぁ
もっとも、秩父鉄道の運行本数がさらに減る影森駅より先の立地で、駅と駅の中間地点だし、路線バスも全然来ない環境だから、徒歩での旅行者にはとっつきにくい場所なんだよね。
せめて花の時期の週末に西武秩父からシャトルバスが出て、簡易な形でも現地でお蕎麦が食えるのならば、とても良い観光スポットになるのだろうけど。
ご安心ください。
すぐ近くの秩父往還沿いに手打ち蕎麦のお店もありますよ。
どちらかというと、観光向けでは無さそうな、実用的お蕎麦屋さんです。
店内には小上がりと若干のカウンター。職人肌のお父さんと奥さんたちで運営されてます。
お店の前には広い駐車場があって、帰りはここへタクシーを呼びました。
源流蕎麦は汁に秩父野生卵の卵黄を落としたもの。
クルミとはまた違ったコクのある味わいが楽しめますね。
見た目でわかると思いますが、細切りにされたお蕎麦もシコシコしてておいしいの。
何気ないお店ですが、こんなん、うちの近所にあったら即殿堂入ですよ!
街のそこら中に専門店がある秩父蕎麦の高偏差値を改めて知るのです。
こちらはチキンカツ丼セット。
お蕎麦がおいしいのは変わらずですが、このチキンカツ丼もなかなかなのよ。ご当地のわらじかつ丼を彷彿とさせるタレカツ丼仕立てです。
ヒレや赤身ロースをビタビタに叩き伸ばすのならば、むしろ鶏でも良いんじゃないかという問題提起よ。
厚みがあっても柔らかだし、クセのない風味とタレとの相性も良好で、なるほど、チキンのタレカツ丼も旨いじゃないか!
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