岩田屋本店の「蜂楽饅頭」で白あん

地元百貨店の地下食品街をうろつくのも旅の楽しみよね。

天神には３つものデパートがしのぎを削っておりますが、大丸や三越を抑え、なんなら九州トップの地位にあるのが、地元の呉服屋さんから立身した岩田屋です。

やはり、こちらのお店は素通りできませんね。

熊本県の水俣が発祥という蜂楽饅頭の支店が出ておりました。

いわゆる回転焼のお店ですが、まぁ博多湾に押し寄せる蒙古の船団のごとき行列。

ズラリならんだ焼き型でもって、お姉さんたちがバンバン焼きあげるそばから、飛ぶように売れていきますよ。　

回転焼コーナーはどこのデパートでも人気商品。

しかし、この蜂楽饅頭は別格というか、甘味としてのインパクトが段違いなのよね。

なんといっても、サクッと焼けた皮の甘香ばしさ。

創業者が養蜂を営んでいた関係で、はちみつをたっぷり使っているのが特徴で、ハニー香というか、得も言えぬ甘香ばしき風味が、もうたまらん！　

包みを肌身はなさず持ち歩いて常に嗅いでいたい変態です。　

あんこは白黒ありますが、国産純粋はちみつっぽさを味わうなら、白あんが良いでしょう。

他店ならば、たっぷり詰める分、餡をあっさり炊いたりするのだけれど、こちらは控えめ加減なんのそのなエロ甘さです。ねっとり飴色でウエット＆スイートな味わいが最高！

九州中心の店舗展開だけど、いつか関東にも出てきてほしいよなぁ。