松江駅のコンコースに入る出雲そばのお店。
松江駅の開業当時から駅弁を販売している「一文字家」が経営しております。
ねぇ、聞いてよ。
駅弁を買って帰ろうと思ったらさ、正午の段階でまともに販売されてないのよ。店頭にずらり積まれている箱は全部ダミーだったらしく、すっかり騙されてたわ。
実際は在庫も少ないし、賞味期限は夕方までもたないし、午後になんなきゃ入荷もしないってことなので、なかなかに使いづらかったのです。
おそらくだけど、松江の駅弁はそうそう売れるものではなく、観光客が帰りの特急車内で食べるもの的な形で、売れるタイミングや数が概ね固まった小さい商売だったのかもな。
お隣に併設するこの蕎麦店も、夜までの通し営業とのことで、名物の出雲そばをいつでも食べられるから便利だなと思っていたら、やはり午後以降の営業は安定しない様子なのよ。
駅構内のお店で営業時間をまっとうしないのも大概だけど、開いてたらラッキーくらいの感覚で、アテにはしないよう要注意です。
この日は昼過ぎの段階でお蕎麦は売り切れらしく、以降の営業はどうするんだろ。
でも、飯物ならOKですということだったから、島根牛みそ玉半丼を注文しました。
現在「一文字家」の看板駅弁にもなっている、このメニュー。
お味は牛丼で、ヘラヘラになった牛肉はほんのり味噌と酒香ばしい風味。ご飯も温かくおいしいものだったのだけど、乗っかっているのは偽卵だし、駅弁の具をあたためたようなものを、あえて店内で食べる必要はなかったかもな。
ボリュームは軽くて、しじみ汁くらいついてもいいんじゃねーかと思ってたら、なんのことはねぇや、お蕎麦のサイドメニューだったんじゃん!
いや、ミニ丼しか提供できないのなら、もう店を閉めた方がいいんじゃねーかと思うのです。
結局、食い足りなくて、一畑デパートの蕎麦屋に寄ってみたら、そっちも早仕舞いしててさ。地方の食事はままならねぇなと感じました。
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