福岡・赤坂の「天麩羅処ひらお 大名店」で笑定食

旧大名小学校の隣りにある、大衆天ぷら店。

御三家筆頭ともいわれる「ひらお」です。

こちらも元々はドライブインだったらしく、ロードサイドに大きなお店を構えるスタイルなんだね。

中心市街に出店してきたのもそう古い話ではないようで、徒歩観光で利用する場合は、こちらのお店か、天神アクロス店かの限られた選択肢です。

この日はお昼の口開けにあわせて到着したのだけど、店頭にはすでに行列ができており、たちまち満席となる盛況ぶりでした。お店は綺麗だし、近代的に運営されている印象ですよ。

ちなみに私の前後はみんなアジアからの観光客でした。今でも天ぷらは十分に海外アピールするコンテンツなんだな。

やはり、定食セットが先に供され、塩辛と共に飯を食って待てという流れです。

従来、塩辛は取り放題だったらしいのですが、コロナ対策なのか予め皿出ししておき、おかわりも可能という形になっておりました。よほどのご飯大盛りでない限り、一皿でも多すぎるくらいよ。

マツイカでつくる塩辛は、ちゃんと身の部分を使ったものでした。お味はだいぶあっさり浅い感じで、ほんのりゆずの香りがします。　

正直、これを楽しみにするかと聞かれれば、それほどではないのだけど、ふっくらおいしいご飯と麹っぽい味噌汁、個性ある飯の友でしっかり支えるからこそ、メインの天ぷらが際立つのかもね。

期間限定の笑定食は、ありそでなかった北海道と福岡のコラボメニューなんだって！

それはコラボする必要がなかったからじゃねーかって気もするのですが、いかにもチェーン店ぽい試みです。

そして、初手から容赦なき、明太子の天ぷらよ。

慎んだ風で、ご飯小盛りにしてしまったことを激しく後悔しました。

エビは殻ごと、味噌ごとをいただけるソフトシェルシュリンプ。

こういう今風なとこもあるお店のようです。

ホッケとかぼちゃ。

こちらの衣はサックリとして、比較的軽やかなのよ。

そして、やはり揚げたてアツアツなのが、何よりのごちそうです！

なす、ピーマン。

最後はイカでした。

ホッケなどの海鮮系も、形だけのものではなく、ちゃんとおいしかったわ。

お店として熟れている印象を受ける「ひらお」でした。