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帯広「高橋まんじゅう屋」の大判焼(チーズ)

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通称”たかまん”

こちらも、帯広のソウルフードなんだってさ。

お店は入植以来の歴史があるという商店街に立地します。

帯広で初めて電信柱が建った通りなので、”電信通り” と呼ばれているそうなのですが、ご覧のとおり、現在は通りに人影も無く、残っているお店も多くはありません。

こちらは昭和29年の創業で、当初はアイスクリームパーラーだったようなのですが、さすがに冬場は厳しいので、大判焼をはじめた経緯なんだそうです。

厨房は、この手の店舗にしては、だいぶゆったりとした造りになっており、お客もいないのに、ズラリと列んだ焼き型でもって、次々と焼き上げているから、オッチャン、さすがに気張りすぎだろとフードロスを心配しちゃいましたよ。

驚くことに、時折、車で訪れるお客さんが、すんげー大量に買っていくから、そんなのは杞憂だったようですよ。北海道!

焼き置きのものを、奥さんが超スピードで包んでくれました。

大判焼きの一番人気がチーズというのが面白いのよね。

関東ではキワモノだけど、さすが酪農盛んな地ですよ、十勝においては、あんこに次ぐぐらいの地位にあるみたいなの。

ネッチリ蒸し感のあるタイプとは別系統。

皮は表面サックリ、中はふっかり、比較的ドライに焼けております。ほの甘く、風味があって、この皮だけでも、そこそこイケるお味なのよ。

割ってみたら、コイン大のチーズが入っておりました。「なんだトロけねぇのか」と一旦はガッカリしたのですが、これがシコシコな食感で、コクや塩っけもいい具合に加わって、思った以上に旨いのです。

たしかに、これが一番という評価にも頷けます。 

とにかく、ヒマな旅なので、翌日、もう一度、寄ってみました。

店内の蒸しケースにパンパンに詰まって販売されていた、蒸しパン。

しっかりとした弾力があり、甘みの淡い素朴な仕上がりです。これは食べるのに水分を欲する系で、菓子というよりは、腹を満たすものって感じがするわ。

温かいうちに食べないとだいぶ固くなるので要注意。 

ふっかり皮の肉まんは、やや小ぶりな中サイズ。

餡は塩っぽい調味で、キャベツ、豚肉、玉ねぎ、しいたけ。炒り卵が入るのが、なんだか現地家庭風で面白く感じます。

しかし、外が寒いとたちまち冷めちゃうのな、北海道!  

大判焼きのあんです。

ガッチリに甘いウェットなあんこ。これもいいね。

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