元町商店街の3丁目にある洋菓子店。ゴーフルで有名なお店ですね。
全国に暖簾分けしている風月堂ですが、東京にあった総本店はすでに途絶えており、一応、血統的には「上野風月堂」がそれを受け継ぐ形になっているようなことを読みました。
一方、百貨店などでは「神戸風月堂」の商品をよく見かけますよね。
看板銘菓のゴーフルの始祖については、炭酸せんべいを工夫したものであるとか、フランス菓子の再現であるとか諸説あるようですが、商標を抑えているのは東京でなくこちらのお店みたいなのよ。
やはり商店街のアーケード内なので、少々アレではありますが、レンガ壁の趣ある構えです。
奥にサロン・ド・テがあり、おやつや軽食などを提供中。
喫茶室は大きな窓から光が指しこむ環境だったのですが、正面が工事現場だった関係で、まだしばらくはビミョーな景観が続きそうですね。後に何が建つかによるかな。
ちなみに2階にあったレストランは、コロナの影響なのか、先ごろ閉店した模様。お隣の「風月堂ミュージアム」も取り壊されており、ちょっと寂しいですね。
本店限定かつ季節限定というW限定となる、りんごパイセットを注文しました。
ベルばら貴婦人達が口元を隠す扇形状。皿盛りするにはだいぶペッタリしています。
これは”三丁目のりんごちゃん”として店頭販売もしており、クレープみたいな食べ歩きを想定してる商品かな?
パイ生地にりんご煮とカスタードを挟み、型押ししながら焼いたもの。サクッとした食感ではありますが、わりと後に油っぽさも感じられるかも。皿盛りの場合は、りんご煮とバニラアイスの添え物で助かるけど、単品だとどうだろな。
喫茶のオシは手焼きのホットケーキらしく、生地の中にあんこを挟んで焼き上げるメニューも見えたから、そっちにすればよかったかも。
手前は本店限定のお菓子、ゴーフニャ。
ロシア風に聞こえなくもないけれど、いまいち締まらないネーミングね。むしろ、ひらがなにして、ゆるキャラとセットで売り出せばいいのに的な生ゴーフルなのであります。
皮は通常のゴーフルのようにサクンとせず、ふにゃっと柔らか。でも、甘香ばしい良き風味なの。中のバタークリームには砂糖のジャリッとした歯ざわりもあり、なかなか楽しいお菓子よ。
ただ、小さいな。もう少し食べたいよな。その点、上野のゴーフレーシュの方が食べごたえはあるかも。
奥は南京町柄のミニゴーフル缶。
店内ではいろんな柄のミニ缶ゴーフルが売っててさ。ベタなお菓子なんだけど、たまに食べるとやっぱ旨いし、日持ちもするし、神戸土産で配るにはちょうどいいかなと思いました。
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