芸術館通りにあるオムライス自慢の洋食店。
水戸のメインストリートたる黄門さん通りの一本裏手。
歩いてみると、だいぶ駐車場に歯抜けてしまった状態ではありましたが、裁判所や信金やNHKの支局、懐かしの日立マークなども見える落ち着いた通りに立地します。
お店は本格レストランというより、喫茶店の気さくさも漂う雰囲気です。
この日はお昼の開店早々に訪れたのですが、近隣オフィス向けのお弁当予約や宅配などの対応も相当数あるみたいで、店内ではすでにスタッフ達が忙しそうに動いておりましたよ。
お客さんも昼前から順次入ってくる人気店だったみたいです。
まずはミニサラダとミニスープ。
スープはあさりの入った具沢山なミネストローネでした。
この時点でわりといい感じが漂いますよ。
せっかく水戸に来たからには、納豆料理も食べておかねばなるまいという義務感なのよ。
納豆を使ったオムライス。なるほど、ありがちです。
そもそも納豆は創作料理界隈にいじられがちな素材よね。ヘルシーかつ意外性を担保。冒険的な試みに見えつつ、実際はわりとどんなものにでも親和してしまう汎用性がありますし。
でも、このオムライスは素で旨そうでしょ?
とろとろオムレツを割ってみると、中にはだるま納豆が!
おそるおそる食べてみると、オムはもとより、デミグラスソースにも案外合うのねというとこまでは、大方の予想を一歩も外れない展開だと思います。
しかし、こちらのお店は、単純に納豆をぶっこむだけの安易にとどまりません。
何口か食べてから、んん?と思って撮ったから、分かりづらいのですが、通常のケチャップライスではなく、ゆず胡椒を炊き込んだほんのり黃緑色のライスを使っている点が、面白い工夫なのよ。
柚子胡椒もまた創作系に定番の素材でありますけれど、その風味と辛味でもって、納豆の後口をちょうどよくすすいでくれるんだわ。
元々が上々のオムライスだし、そんな小技も効いて、予想以上においしかったのです。
オプションで常陸牛を使ったハンバーグをたせたり、たまごつながりでそれっぽいプリンがあったり、お店の二代目が着実にアップデートさせている感が伝わりました。
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