ひがし茶屋街の近くにあるお菓子屋さん。
上生菓子で金沢随一と名高い「吉はし」のセカンドブランドです。
本来は注文販売の工房ということで、外観はごくごく普通の住宅なのよ。
中に入るとちょっとした茶花なんかも活けられて、それっぽいですのが、店舗というよりは受け取り用の小さなカウンターといった感じでした。
この日のケースには4種類のお菓子がならんでいました。
ようかん、くるみ餅、寒氷、あと、買わなかったもう一つはクルミの黒糖がけだったかな。
入り口のボードもそうですが、本業の御菓子司とはあえて風合いを変えている様子。手作りカフェのお土産品のようなポップ調で、ちょい頼りないな。
くるみ餅は、田舎っぽいものしか食ったことが無いからかもしれませんが、ものすごく淡くて、口の中に素のクルミしか残らないような寄る辺ないお味です。
生菓子の時も感じたのだけど、甘みというか、調味を控えすぎではないかと感じます。茶菓は本来けっこう甘いものなのですが、ご当地のバランスなのでしょうか、他のお店も含め、金沢の食べ物になんかちょっと違和感を感じた旅でした。
カラフルキューブな寒氷はすりみつを寒天で固めたものですが、さっくり噛むとシュリシュリとした舌触りが残り、すり感が強いです。
でも、お一人サイズのミニ羊羹はちゃんとおいしいのよ。なんだろうね?
これもめっちゃ甘いわけではないのですが、羊羹としての食べごたえは十分。風味よく、すっきりと後切れの良い上品な仕上がりで、今回のお土産の中では最も美味しい一品でした。封入口にザラメがちらしてあるのもうれしいのよ。
うん、なんかよくわかんない。
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