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高松・片原町の「田村久つ和堂 本店」でくつわせんべい詰め合わせ

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片原町西部商店街にある瓦せんべい店。

初代が殿様の暴れ馬を鎮め屋号を授かったという明治創業の老舗です。

向かいはグッチ、隣はヴィトンという、アーケードの一等地に立派な店舗を構えておりますよ。

重みある店頭を大女将がしっかり守っている様も老舗っぽいわな。

小売コーナーの奥には工場が設置され、商品は今も手作りされている様子。

カステラやサブレなども扱いますが、瓦せんべい一筋貫く感じがカッコイイお店です。

「どうぞ、お試しください」って付けてくれた小瓦せんべい。

切込みが入る形が遊び心よね。表面の凹凸ある景色も渋く、食感も変わってるのです。

神戸式の瓦せんべいが堅焼きクッキーだとすると、こちらはよりハードで密。八つ橋やせんべいに近いようなバッキリな歯ごたえなんだわ。

噛みしめると上品な甘みでおいしい。お菓子には和三盆のもとになる白下糖を使っているそうで、ほのかに風味も感じますね。

表面に玉子を塗って、ツルリとしたテクスチャーになっているのも面白く、これは別ジャンルのお菓子としてもいいのかなって思います。

その他、一般的なタイプの瓦せんべい、生姜や豆、糖を塗ったものなどいろいろ箱詰め。

通りの先にある「宗家くつわ堂」の商品に比べると、味わいや香ばしさがより深い印象で、個人的にはこちらが好みです。

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