新大阪駅の2階に入る豚まん店。
大坂帰りの乗客が、たいていぶら下げている551の袋。
京都から乗ると、車内がすでに玉ねぎクセェというハラスメントで、雅な残り香がすっかり吹き飛びますよね。
こちらの豚まんはそれほど大きくはないサイズとはいえ、まとめて買うとかなりズッシリしますから、ギリギリの新大坂で購入するお客さんも多いのかなと思います。
そのため、新幹線の改札内を含め、新大阪駅には実に5箇所もの551の売店が存在するようです。そして、ご覧のように、どこのお店も行列不可避な人気ぶりなんだからすごいわな。
正直、バカにしていたのです。551に列ぶ人やこのお饅頭を過剰に持ち上げる人々を。
ただ、今回の旅ではろくなお土産が調達できておらず、手元が寂しくってさ、しっかり列の後ろについてしまいました。
最近立て続けにいただく機会があり、あれ? ちょっと旨いのかも…と日和りはじめた私です。
今回は翌朝食べる用にチルド品を買いましたが、こんな駅の売店ですら、実演厨房で包みたて蒸したてのお饅頭が売られているのは本当にすごいことよ。横浜では中華街だって、どこぞの工場でパックされた作りおきの販売が基本です。
バンバン作って、バンバン売る中で、実は贅沢な供給体制が構築されているし、やはりこれは大坂文化と言えるレベルの食い物なんだなと改めて感じさせられます。
最大の魅力はもっちりと食べごたえのある皮だと思う。横浜ではあまり見かけないタイプのお饅頭ですよね。具を包むものというよりは、お饅頭の一体感を味わうバランスでもって、気さくな玉ねぎ餡があえて突出しないのかもしれません。
旨いかまずいかを問われれば立派に旨いし、何より安価の中に、この充実が詰まっている点が素晴らしいです。
焼売は2種類あり、ぷっくり大ぶりな肉焼売に対し、こちらのエビ焼売は標準的なサイズ。
肉の方はふんわりとした口当たりでややつなぎが多いような大衆味ですが、エビはひき肉がザラリとして、エビのすり身も入り、どちらかというと我々の知る焼売に近い仕上がり。
なんだよ、こういうふうにも作れんじゃんね。ただ、おそらく肉焼売よか人気は低いんだろうな。味は安くても、でっかくて食べごたえある方がゴージャスに思えるからな。
皮が黄色いのもポイントで、焼売や春巻を薄焼き玉子で巻くような北京由来の古式を継承しているのだと思います。ただ、これは普通の焼売皮をほんのり着色してる、なんちゃってだけどさ。
列の前のオッサンがさ。甘酢肉団子のパックをいくつも買ってて! うわーめっちゃ玄人やんて憧れたわ。私も肉団子をいっぱい食べたいもん! 旨いのかな? 次は絶対買おう!
つか、帰りの中華弁当、ここで買ってもいいな。
コメント一覧
肉団子美味しいですよ!
家のものには豚まんよりもリクエスト高いです。
でもすべての店舗に有るわけでは無いので時間がない時などは
下調べは必須ですね、店頭で包んでいる店舗は扱い率は高いと思います。
居酒屋新幹線では匂いも気にならないので使いやすいです。
>散歩の凡人さん
さすが通!
次は絶対買って帰ろう!
肉団子美味しいです。
通なオーダーを。
普通は団子に甘酢あんがかかっていますが、あんがかかってない肉団子と甘酢あんを分けて買うこと可能です。
家に帰ってから野菜をザク切りにしてザッと油で炒めて肉団子投入、そして甘酢あん投下で酢豚っぽいのが出来上がります。
あんのかかってない肉団子と甘酢あんのタレを売ってくれと購入前日までに前もってお電話なり、店頭なりでお伝えされると可能です。
当日その場だと無理です。
>のながれのさん
超上級の利用法に憧れる!
そのまま塩コショーで食べても良さそうだし!