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沼津・内浦の「安田屋旅館」で朝夕食

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三津浜にある文豪ゆかりの温泉旅館。

…なんつって、斜陽なスウプをすすってる時代じゃねぇのよ!

アニメ「ラブライブサンシャイン」の主人公、千歌ちゃん家として作中に描かれ、内浦における最高聖地とも言えるパワースポットになっているのです。

浦の星女学院の方は下手に近づくと不審者になっちゃうからねっ!

かつて、私のファン熱が盛り上がっていた頃にも宿泊を試みていたのですが、もちろん他のヲタクだって盛り上がっている最中だったから、予約はずっと満杯でさ。泣く泣く諦めざるをえなかったのよね。

いつか… という願いが、この度、あっけなく叶いました。

そうです! 諦めなければ夢はきっと叶う的な展開ですよ! 畑亜貴先生!

館内にはアニメゆかりの諸々を集めたファン向けのスペースも設置されております。

だいぶ沈静化したとはいえ、ご当地には未だラブライバーどもが蠢いておるような状況です。漁協の駐車場にはでっかいぬいぐるみを乗せた痛い車もこれみよがしに駐っておりますしね。

ただ、昨今訪れるお客さんは、一通り巡った後のオッサンや後発組の若い層が多いのかな? 宿泊代よかグッズやライブに使いたい懐事情もあるのか、安田屋旅館は週末でもフツーに空いてるみたいなんだよね。

まずは昆布茶と温泉饅頭でお出迎えです。

むぅ、このお味は・・・柳月製。

昨日食べたばっかなので、さすがにわかります。

必然的にアニメコラボの「十千万旅館のとちまんじゅう」も焼印だけ変えた品になるのでしょう。ちなみに夕飯までの注文生産となり翌朝に持ち帰れるそうです。ポストカード付き。

宿は、なかなかに味わいのある歴史建造物です。

この主屋は大正時代に建てられたもので、国登録有形文化財にもなっているんだそうな。

さすがに諸々の設備はくたびれているのだけれど、それを補って余りある文化環境じゃん。二階のお部屋はゆったり広いし、目前の浜を望む景色も清々として気持ちが良いな。

のんびり滞在して、なろう小説でも書きたくなる気分はよくわかります。

ん?あれ??何事かな???

浴場は比較的新しい別棟に設置され、こじんまりとはしておりますが温泉です。加温ありで、多少塩素臭いお湯だったのだけど、前日の伊豆長岡よかそれっぽいヌメリを感じる泉質でした。

安上がりな利用法として、日帰り入浴に訪れるライバーも多いようです。以前はグッズ購入の条件でもあったようなのですが、お風呂はあくまで必要十分というものなので、純粋に入浴目的で楽しめる施設ではなさそうよ。

それよりは建物の造りをじっくり見ておきたいです。

夕食は広間でいただきます。

ありがちな八寸とあんまり沼津を感じさせないお刺身盛りから。

この時に不快だったのは、給仕の男女が水屋でガミガミと喧嘩してるのが丸聞こえなこと。

すぐ隣にお客様がいるっちゅうのにマヂ勘弁なのです。こちとら楽しい旅の気分がだだ下がりよ。

歴史があるといっても、小規模な旅館なので、必ずしもスタッフには恵まれてないのかも。

沼津の地酒、白隠正宗と宿オリジナルの青いカクテル。

ラブカクテルという名前だけ聞くと、なんだか淫猥でもありますが、もう一つライブカクテルってのもありますので、そういうことです。

桜えびと白魚の卵とじ。

かなり煮締まった小ぶりなカサゴ。

これは昼にも食ってるので、だいぶ差が見えちゃうな。

カンパチのチーズ焼きも、なんだか哀しくなるお姿です。

閑散期となる6,7月の限定プランだったのだけど、もしかしたら、内容が落ちてるのかもね。

そして最後に白飯とつみれの味噌汁かぁ。

せめて炊き込みご飯ならば。しょっぱい煮魚の時に出してくれれば。

今の時代、よほどの懐石自慢でもなければ、こういう古い型を堅持する必要は無いと思うのね。

貧素に体裁を整えるくらいならば、いくつか間引いて、小綺麗な海鮮定食に仕立ててくれる方が、なんぼか嬉しいもん。

柑橘をちょろり使ったデザート。

正直、お食事にはもうちょい期待してました。沼津の漁港に近い宿のものとしては物足りなく、この特需の中で、従来の古い温泉旅館のスタイルからアップデートできなかったことは悔やまれます。

ちなみにこの日の宿泊者は他2組のみでしたが、どちらもヲタクじゃなかったみたい。

ラウンジでのカラオケ大会やライブDVDマラソン視聴、ロビーでのヲタ話などの気配はまるで無く、ただただ平和に夜が更けました。

早朝にチラッと顔を出す富士山も、またすぐに隠れちゃいました。

潮の満ち引きの音を聞きながら、静かに過ごし…と、思いつつ、窓の下の沼津土肥線を走る自動車やトラックの音もけっこう気になりますか。しょうがないよね、そこ走る以外、道が無いからな。 

朝食時もやっぱり裏で喧嘩してて、もうゲンナリですよ。

お前ら、今すぐAqours 1st LIVEの、りきゃこのくだりを観返して、想いを一つにしてこいよ! Blu-rayで観ろ!!

朝食の内容もごくごく普通かと思います。ただ、アジの干物ははふっくらしてておいしかったな。

この後、おなじみの和風ラウンジで、モーニングコーヒーのサービスがありました。

おじいちゃんスタッフは、ライブライブシリーズについてメッチャ詳しくて、優しげでもあったのですが、皆が皆というわけではないのかも。チェックアウト後の荷物も正午までしか預かりませんてビシッと言われちゃったし、その他の対応でも、ん?と感じることがいくつかありましたね。

アニメをきっかけに訪れるお客さんとの間に、そりゃもう、いろんな苦労があったのでしょうけど、実際に宿泊してみて、いまだにランドマークになっている魅力と、かならずしもリピーターが育っていない理由、どちらも分かる気がしましたよ。

あと、湯おけ等々も売り切れで、購入できなかったしな!

三津シーに寄って、早々に帰途に付きました~

コメント一覧

  1. HT より:

    自分が泊まった際にもスタッフや給仕の方で感じの良い人と対応悪い人で極端だった所があったので宿の雰囲気はあるのにもったいなさを感じましたね。

    • 管理人 より:

      >HTさん
      やはり、そうでしたか。
      お食事はともかく、人間は簡単に変われないからなぁ。

  2. こじろう より:

    2年前行こうとしてコロナで泣く泣く宿泊諦めたんですよね。1度は泊まってみたいのですけどね。。淡島ホテルも。

    • 管理人 より:

      >こじろうさん
      淡島ホテルも経営がグチャグチャだからなぁ。
      ライバーが気軽に泊まれる日は来るのだろうか。

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