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沼津の「花月菓子店」でケセット

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狩野川の河口近くにあるお菓子屋さん。

なんぞ良いお土産がないかとネット検索してて、引っかかったお店ですが、
数少ない情報の一つが、思いがけずCaさんだったりすると、
旅の街角でばったり出会っちゃった感がありますね!

お店は沼津港から橋を渡った先の住宅地にポツンとあらわれます。

周囲はコンビニも撤退して廃墟になるような景気悪さも漂いますが、
朝早くからお店を開けて、実直に営業しているお菓子屋さんのようです。

この辺は元々漁師町だったのでしょうが、
近くに御用邸があったり、それっぽい別荘地になっているような背景もあるので、
こういうお菓子にも需要があったのかなと思います

婆さんが気さくに対応してくれました。

名物はこのケセットです!

どういうルーツなのか、どっかで見たような気もするのですが、
巷のお店ではそうそうお目にかからないお菓子だと思います。

検索しても”ボタン 2ヶセット”みたいなもんしか、出てこないし謎だ。

木苺ジャムを挟んだスポンジを、
薄焼きのビスケット生地でもって巻き上げたもの。

この断面がまた魅力的です!

初日はまだ皮がサクッとして、
ノコで木をザクザク切るような感覚で切り分けます。

スポンジは比較的しっかり固めに焼かれており、お味は控えめ。 
現代の感覚だと、もっとジャムの酸味なり、お酒なりを効かせたくもなります。
でも、むしろ主役は香ばしい皮のほうなのかもしれませんね。

やや油が残るような気もしますが、
シンプルかつ素朴なお味で面白いです。

しばし置いておくと、皮がもしっとり馴染んできて、
また食感やテイストが変わってくるので、
くれぐれも初日で食べ切らないように!

冬限定のラムチョコレートはこちらで言うラムボールです。

中はスポンジのみですが、程よい洋酒感で好きになれるお味。

昔パン屋風のお菓子もいくつかならんでいます。

しそぱんはシャクッとした歯ざわり。
ゆかりの風味とほのかな塩っけ。 

ゴロンとしたマコロンはカリサク。
落花生の粉にワンポイントのレーズン。

どちらも素朴な風合いが良いですね。

コメント一覧

  1. Ca より:

    ケセットを紹介していただいて、ありがとうございます。
    おもしろい食感ですよね。あたしは翌日、ちょっぴり柔らかくなった食感の皮が好きです。

    • 管理人 より:

      >Caさん
      心ときめくお菓子ですよね。
      状態の変化も楽しめるのが面白いです。

  2. たまのみすまる より:

    ケセットは”cassette”、フランス語の「小さな宝石箱、貴重品入れの小箱」なのではないかと。

    • 管理人 より:

      >たまのみすまるさん
      ほう、ステキな命名なんだな。
      どこで名付けられ、どうやって静岡に広がったのだろうか?

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