旧甲州街道の裏手にあるお店。
寛永年間から続く、甲府で一番古いお蕎麦屋さんなんだとか。
この辺の蕎麦屋って”奥”の文字がつくお店も目立ちますが、こっからの枝分かれなんでしょうかね?
どっしり立派な作りのお店です。
この日はお祭りだったのですが、ご当地の経済力に対し、明らかに供給過剰でガッラガラスッカスカな飲酒街を歩いてきたので、街の外れでもほぼ満員となっていたこちらは立派と言えましょう。
ただ、接客も調理もまったく追いついておらず、しばらく放置プレーが続きます。もしかしたら、普段はもっとまったり営業してるのかもしれませんね。
あと、メニューがどれもいい値段するので、びっくりしましたわ。
山梨地酒の飲み比べセットがいい感じ。
4種類もついてきて、下戸には十分すぎる量です。
鳥もつはいわゆる甲府鳥もつ煮です。
つけあわせがいかにも蕎麦屋っぽくていいですね。レタスとかは邪道だよな!
レバーとハツのみでキンカンは無し。
こってり甘っ辛い味付けはご飯にもお酒にも合うと思います。
こちらのものには焼き鳥のような焦げ香ばしさがあるのがポイントかな。
曰く、その原点となっているのは、こちらのお店の”炒り鳥”と呼ばれるメニューなんだそうな。これは初めて聞いた話。
ただ、この提供ペースで追加すると、いつ帰れるか分からんので、いりとりの注文は断念です。たぶん甘辛ダレに絡めた焼き鳥メニューなんでしょう。
一番古い蕎麦屋だっつってるのに、親子丼を頼む図。
しかし、これが意外と悪くないのです。
しいたけやかまぼこはちょい田舎臭いけど、大ぶりカットの鶏肉はしっかりした味わいで旨いです。
やはり産地だけあるのかな。
お蕎麦は太さがだいぶばらついていますが、キュンと締めてあってまずまず旨いと言えましょう。
量も比較的たっぷり。
ただ、やっぱちょっと割高な気はしますね。
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