モールの2丁目にある中華料理店。
1号店は横浜橋商店街にあるのですが、特に旨いわけでも、流行っているわけでもなかったから、この支店が出来た時は驚きましたね。
アジア系のお店と聞くと、とかくインチキ臭ぇという先入観を持ってしまいます。たしかに、やっつけている部分もありますけど、商店街の中で比べてみると、昔からやってる日本のお店よか、よほど頑張って営業している姿も目にしますよ。
そういう努力やガッツが、こうして結実するのだなと感心した次第です。
もっとも、昨今の伊勢佐木異人街は、ハマの新中華街として日々充実してきておりますから、多数のライバルの中でどうなのかという心配はありました。
こちらは、ベタな定食や、安価な小皿つまみ等を中心に、比較的日本人客寄りなスタンスで差別化されている様子。この日もそこそこのお客さんが入っていましたね。
このお店で気になっていたお料理がありました。
その名も絶味シリーズ!
写真から、ちょっと辛そうな煮込みメニューであることは分かったのだけど、絶味とまで書かれちゃうと、どんなもんか食べてみたくなっちゃうよね!!
おそらく同じ味ベースで、牛、豚、鶏、豆腐の具材が選べるみたいなのです。今回は無難に豚を選びましたが、牛肉のところに当店自慢の表記があったのを後になって気が付きましたよ。まぁ、大差無ぇと思うけどさ!
そして、やってきたのは、まさかの固形燃料鍋ですよ。しかも、全く煮えてない状態。こりゃ嫌な予感がビンビンするぜ!!
とりあえず、一向に沸く気配のない加熱の間に、白飯やスープをどう扱えば良いのか。それらをなすすべなく眺めつつ、ろくでもなかった1年をまるまるふり返れるくらいの時間を経た後に、やっとありつくことが出来ました。
鍋のベースは甘辛で、ほんのりなピリ辛。原型はよくわかりませんけど、それっぽさは薄いお味です。
なお、具のスペアリブの下には、炒めたもやしと玉ねぎが敷いてあるのだけど、なんだかベッタリ張り付くような嫌な油の匂いがこびりついてて、すっかり冷めた安飯がピクリとも進まねぇよ!!
この ”絶” というのは、今後の客足が途絶えるという意味なのかな?とか思いつつ、完食せずに帰ってきました。
そもそも鍋にする必然性が無ぇし、厨房で適度に煮込んでから持ってきてくれればいいのにって思うし。むしろ、注文の時点で「お客さんの注文は失敗よ。はよ帰れ」と結果を告げてくれた方が良かったわ。
その他、メニューには四川ぽい一人鍋メニューなんかも追加されており、面白げに見えたんだけどね。この調子じゃ、クオリティは追いつかないのだろうなと思います。
コメント一覧
スペアリブ鍋が絶品だったのかと思ったら、料理の名前が絶品(絶味)スペアリブだったのですね。
>長者町在住さん
お味も絶品だったら良かったんだけどね。
言ったもん勝ちだよね。
横浜橋店の方は十分に役割を果たしているお店だと思いましたが
モールのお店はダメでしたか。
昨今勤勉な新華僑系料理人もいたりしますが
まるでやる気のない方も未だにいるってことですね。
>ミサイル超獣さん
ベタな定食なら、それなりに使えるのかもしれません。
一歩踏み込む奥行きはないっつー感じです。