9階のレストラン街に入る洋食店。
野毛の「キムラ」の支店です。

街場の名店が姿を消していく昨今。
お味以前の問題として、高齢化や跡継ぎ不足によるところが大きいんだよね。こと家族経営のお店はどこぞに看板を売るか、子供をいっぱい作るしかお店を増やす術が無いもんね。今日び、子供は継がねーし。
だから、野毛の「キムラ」が駅ビルに出店したと聞いた時は驚きましたよ。本店の維持だけでも、いっぱいいっぱいだったように思えたからな。
ただ、戦略的価値は十分な出店です。新横から新幹線に乗る前、なにか横浜らしいものを食べたいなという時は「華正樓」かこちらの二択になるもんね。まぁ「梅蘭」は目に入らなかったことにしつつ。
お店はそっけない構えで、中も気取らないシンプルな造り。大きな窓からは駅前が見晴らせますが、ローム様のビルを拝んでも特に楽しくはない景観です。
メニューは本店よか幾分絞られています。ただ、どうせ頼まない品なので、なんも問題ありません。

セットについてくるミニサラダをつまんで、ハンバーグを待ちます。
ドレッシングをただかけるのか、和えるのか。細かな工程の違いでも印象が異なるんだよな。こちらでは多少効率化されているのかもね。

貝型の鉄板でグツグツでてくるハンバーグと三日月パン。
紛れもなく「キムラ」の体裁なのでありますが、うーん、こんなもんだったかなぁ。
元々、練りまくったふんわり柔らかバーグなのですが、これはダルダルな感じ。鍋肌にもこびりつきまくってるし、ソースもこれほどに酸味がツンツンしてたかしら。
対応がいまいちになってからは本店の方にも久しく訪れてないのだけど、かつては家族でよく通った思い出補正が強すぎるのかもね。

ドレッシングも売ってます。これは「高橋ソース」で委託製造しているみたい。油の量に怯むなかれ。
コメント一覧
先日久しぶりに食べて、同じく酸味が気になりました。
隠し味らしい梅が堂々と出て来ちゃってる感じ。
>kaoさん
そうなのよ。
お味変わったんなら、いまいちな調整だよなぁ。
ちなみに、隠し味は梅ではなく梅酒ですね。
酸味を感じたのは別の理由かと。
ハンバーグが柔らかく感じたのは、玉ねぎが新玉ねぎで水分が多かったのかもですね。
>ぱちをさん
ん?と思うとこが一つではなかったので、もっと根本的なとこに問題があるのかなと感じました。