横浜エクセレント3の地下にある上海酒家。
某ニューオータニ等で長く勤めた実力派シェフのお店です。
地盤沈下が著しき関内のオフィスビル、その地下にある小規模な飲酒街に入居しております。
それでも、移転前の曙町に比べりゃなんぼかマシなのですが、中華街等々と異なり、一般のお客さんはなかなかたどり着かない隠れ家な立地です。
お味は間違いなく美味しいから、お昼は近隣リーマンで賑わうのです。でも、コロナ禍での宴席やディナーの需要はなかなか厳しいようで、週末などは貸切に近くなってしまうのが超もったいねぇのよ!
まぁ、その分ゆっくりお食事もできるので、皆さんもぜひ覗いてみてください。
まずは前菜盛り合わせから。
内容は定番固定ではなく、季節の要素もちゃんと盛り込んでくれるのが良いところよ。この日は自家製のからすみを出してくれました。
プリッと柔らかなクラゲの頭は塩ダレがちょうどいいお味。ねぎソースの蒸し鶏にとろとろなピータン、きゅうりの甘酢。初手からどれもおいしいです。
本日のオススメメニューから白レバーの炒め。
プリプリの柔らかさに醤油ダレがたまらんわ。麺的なもので残らず絡め取りたい。アクセントに豆鼓が入ってるんだけど、味や風味に角がない点、お家の料理とは一味ふた味違うわな。
走りのアスパラはコクのある上海蟹のあんかけソースで。
ヤリイカの塩炒めも、柔らかくプリッと火が入ってます。
粗挽きのひき肉炒めがたっぷり乗った特製担々麺は、胡麻和えそばのような濃厚まったり。
やはり、間違いなく、全部が美味しいです。
中華街のエンタメ感も楽しいけどね。混むし、列ぶし、高いし、雑だし、さして旨くもないなんてこともままあるので、ガチに美味しい中華をいただきたい時は断然こちらをオススメします。
自家製からすみはお土産にもできますよ。
からすみというと、しっかり干された飴色のものが思い浮かびますが、こちらのものは半生というか、しっとりソフトに仕上てあるんだね。
切ってみるとこんな感じで、生たらことの中間くらいなしっとり感。
お味はおいしいわ。エグミ無く、ねっとりコクがあって、塩分もちょうどよし。
ご存知のように、私はお酒をろくに飲めない質なのですが、酒のつまみをちびちびつまむのは大好きなのよ。しょっぱいからね!
気を抜くと、お茶をお供にずっと食べ続けてしまうので危険です。
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